岐阜県揖斐川町、根尾川のほとりに佇む「上長瀬やな 和亭(なごみてい)」です。
鮎の旬は、初夏から秋にかけて何度も”ピーク”が訪れ、それぞれ香りや脂の乗り方が変わるのが魅力です。根尾川の自然と、魚屋一筋30年の目利きがそろう当店だからこそ、その違いを一番おいしい瞬間でお届けできます。
今回は、鮎の旬や生態、そして根尾川で育つ鮎のおいしさの秘密について、詳しくご紹介いたします。
🌸 鮎の旬はいつ?季節ごとの「おいしさの顔」
鮎は「一年魚」といわれ、生まれてから一年で一生を終える、とても儚い魚です。秋に川で産卵し、ふ化した稚魚は河口で冬を越し、春になると一気に川をさかのぼり、初夏には上流の清流へとたどり着きます。根尾川もその舞台のひとつで、和亭の目の前を泳ぐ鮎たちも、同じ旅路を歩んできた命です。
鮎の旬は「夏」とひとことで語られることが多いのですが、実際には初夏・盛夏・初秋と、味わいのピークが何度も訪れます。
🌱 初夏(6月頃)── 若鮎の季節
骨がやわらかく、ほろ苦さ控えめの「若鮎」が楽しめる時期です。香りがフレッシュで、鮎初心者の方にもおすすめです。川の水温が上がり始め、稚鮎たちが元気に泳ぎ回る姿は、根尾川に夏の訪れを告げる風物詩でもあります。
🌞 盛夏(7〜8月)── 鮎の”ど真ん中”の旬
川底のコケをたっぷり食べて、身が締まり、香りと旨味が一気に増す”ど真ん中”の旬です。この時期の鮎は、体つきもしっかりとして、焼き上げたときの香ばしさも格別。夏休みのお出かけにもぴったりの季節です。
🍂 初秋(9〜10月)── 落ち鮎の季節
産卵を前に脂と栄養をたくわえた「落ち鮎」が味わえます。卵や白子も楽しめ、コクのある味わいになります。秋風が吹き始める根尾川で、しっとりとした大人の鮎時間をお過ごしいただけます。
和亭でも、この季節ごとの変化を毎年目の前で見てきました。6月の若鮎を召し上がったお客様が、8月に再訪されて「同じ鮎なのに、香りも食べ応えもまるで別物ですね」と驚かれることも少なくありません。
そんなふうに、同じ川・同じ店でも、季節が変わるだけで”別の魚”のように楽しめるのが、鮎という魚の奥深さなのです。
🌊 鮎の一生と根尾川の恵み
鮎のおいしさを理解するうえで欠かせないのが、その生態です。鮎は秋に川で産卵し、孵化した稚魚は川と海が交わる河口付近で冬を越します。春になると、稚鮎は一気に川をさかのぼり、夏には上流の清流へとたどりつき、そこで川底の石についた藻(コケ)を食べて成長していきます。
この「コケを食べる」という習性こそが、鮎独特の香りと味わいを生み出す最大のポイントです。川の石につくコケは、水がきれいで、流れが適度にあり、光がよく当たる場所にしか育ちません。根尾川はまさにその条件を満たした川で、透明度の高い水と豊富なミネラルを含んだ流れが、香り高い鮎を育ててくれます。
🏞️ 根尾川の自然環境
根尾川は、揖斐川の支流として岐阜県の山間部を流れる清流です。上流域には豊かな森林が広がり、四季折々の美しい景観を楽しむことができます。特に夏場は、川遊びを楽しむご家族連れでにぎわい、子どもたちの歓声が川面に響きます。
和亭がある上長瀬の「やな」周辺では、水深の違いや流れの速さの変化により、さまざまなコケが育ちます。スタッフとして川の様子を日々見ていると、「ことしは雨が少ないからコケのつき方がいい」「台風のあとで石が洗われて、また味が変わりそうだ」といった”川の表情”の違いが、自然と目に入ってきます。
こうした細かな環境の変化が、数週間単位で鮎の味を変えてしまうからこそ、同じ年は二度とない、一期一会の味になるのです。
🍉 「香魚」と呼ばれる理由と香りの秘密
鮎は「香魚(こうぎょ)」とも書かれ、その名の通り、ふわっと立ちのぼる独特の香りが最大の特徴です。焼き上がった鮎に鼻を近づけると、「スイカのような香り」「きゅうりみたいに青くて爽やか」と表現されることが多く、初めての方はその意外性に驚かれます。
💧 香りを生み出す清流の力
この香りは、鮎が食べてきたコケの種類や、川の水質によって大きく変わります。ミネラルをたっぷり含んだ清流で育ったコケは、そのまま鮎の体に蓄えられ、焼き上げたときに香りとなって立ちのぼります。根尾川の鮎が「香りが違う」と言われるのは、まさに川そのもののポテンシャルの高さのおかげです。
🔥 炭火焼きで引き出す香り
和亭では、炭火でじっくりと焼き上げることで、この香りを最大限に引き出しています。遠赤外線の熱は表面だけを焦がすのではなく、芯までじんわり火を通すため、皮はパリッと、中はふっくらと仕上がります。
ある常連様は、「席に運ばれてくる前から、炭火と鮎の香りで一杯やりたくなる」と笑っておられましたが、その”香りのごちそう”こそ、鮎料理の醍醐味だと私たちも感じています。
炭火から立ちのぼる煙と、鮎の脂が焼ける音、そして漂ってくる香ばしい香り。五感で楽しむ鮎料理の魅力を、ぜひ和亭で体験していただきたいと思います。
🎣 若鮎・盛夏の鮎・落ち鮎、それぞれの楽しみ方
鮎の旬には「段階」があり、それぞれの時期に違ったおいしさがあります。和亭でも、お客様の好みやご来店の時期に合わせて、おすすめの食べ方をご案内しています。
🌿 若鮎(6月頃)── 鮎デビューにぴったり
6月頃の若鮎は、身も骨もまだやわらかく、ほろ苦さも少ないため、「鮎は初めて」「川魚のクセが心配」という方にぴったりです。
実際に、「鮎はちょっと苦手だと思っていたけれど、若鮎なら頭から尻尾まで食べられた」というお声をいただくことも多く、鮎デビューには最適な季節と言えます。小さなお子様にも食べやすく、ご家族での初めての鮎体験におすすめしております。
☀️ 盛夏の鮎(7〜8月)── 夏の醍醐味を満喫
7〜8月の盛夏になると、鮎はしっかりと成魚になり、身の締まりと香りが一気に増します。この時期は、川遊びや「やな体験」とあわせて、炭火焼きを楽しむお客様で店内も一番にぎやかになります。
「冷たい川で遊んだあとに、熱々の鮎の塩焼きと冷たいビール」という組み合わせは、根尾川の夏ならではの特別な時間です。お子様は川で水遊び、大人は縁側で鮎と一杯──そんな夏の風景が、毎年和亭で繰り広げられています。
🍁 落ち鮎(9〜10月)── 通好みの深い味わい
9〜10月の「落ち鮎」のころになると、メスは卵を、オスは白子をたっぷりと蓄えます。卵を詰めた”子持ち鮎”は、噛むほどに濃厚なコクが広がり、オスの白子はクリーミーで、日本酒との相性も抜群です。
和亭でも、「秋の鮎を食べないと一年が終わらない」とおっしゃる常連様が多く、落ち鮎の季節は、しっとりとした”大人の鮎時間”が流れます。涼しくなった川風を感じながら、ゆっくりと鮎を味わう──そんな贅沢なひとときをお過ごしいただけます。
🏞️ なぜ根尾川の鮎はおいしいのか?水と環境のチカラ
鮎のおいしさを語るとき、「水のきれいさ」は欠かせません。鮎は汚れた水を極端に嫌い、水質が良くない川ではほとんど育たないと言われています。そのため「鮎が住める川は、きれいな川の証拠」とも言われるほどです。
🌲 豊かな森が育む清流
根尾川は、上流域に豊かな森を抱え、山々から流れ込む湧き水や雨水が時間をかけてろ過され、澄んだ水となって川を形作っています。川底には丸く磨かれた石が並び、その表面には鮎のエサとなる良質なコケが育ちます。
流れの速い場所とゆるやかな場所が混在し、水深も浅場から深場まで変化に富んでいるため、鮎にとって”居心地のよい”ポイントがたくさんあるのです。
🎋 伝統の「やな漁」
和亭の「やな」は、こうした根尾川の地形と流れを読みながら、鮎が自然と集まってくる場所に設けられています。やなは、竹や木で作られたシンプルな仕掛けですが、川の流れを利用して魚を受け止める、昔ながらの漁法です。
このやなに流れ着く鮎たちは、まさに根尾川が育てた”清流の結晶”であり、その姿を目の前で見ていただけるのも、和亭ならではの体験だと考えています。お子様にとっては、自然の中で魚がどのように獲れるのかを学ぶ貴重な機会にもなります。
🔥 魚屋一筋30年の「目利き」と焼きの技
同じ川で獲れた鮎でも、すべてが同じ味というわけではありません。個体差やその日のコンディションもあり、本当においしい鮎を選び抜くには経験と勘が必要です。和亭の料理長は、魚屋一筋30年のキャリアをもつ”鮮魚のプロ”として、日々鮎と向き合っています。
👀 目利きのポイント
目利きのポイントは、まず「姿」です。体表がつややかで、ヒレがピンと張っている鮎は、元気でよく泳いでいた証拠です。次に「香り」。仕入れや水揚げの際に、鮎に鼻を近づけて、清涼感のある香りが立っているかどうかを確かめます。
さらに、鮎の大きさや太り具合、季節に応じた成長度合いなども総合的に判断します。こうしたチェックをくぐり抜けた鮎だけが、和亭の炭火台に上がることができるのです。
🍳 職人の焼き技
焼きの工程でも、プロの技がフルに活かされます。炭火は強ければいいわけではなく、「最初は遠火でじっくり、中盤から徐々に火を近づける」といった細かな火加減のコントロールが欠かせません。
「串打ち三年、焼き一生」と言われるほど、焼き魚の世界は奥深く、表面の焼き色や脂のにじみ方、立ちのぼる香りと”焼ける音”を頼りに、ベストなタイミングを見極めています。
常連様の中には、「同じ鮎を家で焼いてみたけれど、やっぱり和亭の味とは違った」とおっしゃる方もいます。それは、火加減だけでなく、塩の振り方や串の打ち方など、細部に積み重ねた職人仕事の差が出ているからこそです。
お店としては、「家では再現できないひと手間」を楽しんでいただけるよう、これからも技を磨き続けてまいります。
🌈 初めての方へ:おすすめの季節と楽しみ方ガイド
「鮎の旬といっても、いつ行けばいいか迷う」「子ども連れでも楽しめる?」というお声もよくいただきます。和亭としての目線から、「こういう方にはこの季節がおすすめ」という目安をお伝えします。
🌱 鮎が初めて・川魚が少し不安な方
おすすめ時期:6月〜7月上旬の若鮎シーズン
骨もやわらかく、苦味も控えめで、「鮎ってこんなに食べやすいんだ」と驚かれる方が多い時期です。川魚特有の風味が苦手という方も、若鮎なら抵抗なく召し上がっていただけることが多いです。
☀️ 鮎の香りと炭火焼きをとことん満喫したい方
おすすめ時期:7〜8月の盛夏
やな体験や川遊びも最盛期で、家族や友人との夏の思い出作りに最適なシーズンです。暑い夏の日に、冷たい川で遊んでから食べる熱々の鮎は格別です。
🍶 子持ち鮎や白子など、”通好み”の味を楽しみたい方
おすすめ時期:9〜10月の落ち鮎シーズン
じっくりとしたコクと脂のりが楽しめ、日本酒とのペアリングも存分に味わっていただけます。秋の涼しい風を感じながら、ゆっくりと鮎を堪能する大人の時間をお過ごしください。
👨👩👧👦 ご家族での楽しみ方
和亭では、炭火焼き鮎のほかにも、鮎雑炊や甘露煮など、鮎を”頭から尻尾まで”味わっていただけるコースをご用意しています。
「子どもが川で鮎をつかんで、そのままお店で焼いてもらう」「おじいちゃん・おばあちゃんと三世代で、昔話をしながら鮎を囲む」など、たくさんのご家族の物語が、毎夏ここ根尾川で生まれています。
🎉 お子様も楽しめる体験
やな場では、お子様が実際に鮎をつかまえる体験ができます。ぴちぴちと跳ねる鮎を手でつかむ瞬間は、子どもたちにとって忘れられない夏の思い出になることでしょう。自分でつかまえた鮎を、その場で焼いて食べる──そんな「食育」の機会としても、多くのご家族にご好評いただいております。
🌿 自然の中でのリフレッシュ
根尾川のほとりは、木々の緑と川のせせらぎに囲まれた、心落ち着く空間です。都会の喧騒を離れ、自然の中でゆっくりと食事を楽しむ時間は、日頃の疲れを癒してくれます。
川風を感じながら、家族や友人と語らい、おいしい鮎に舌鼓を打つ──そんな贅沢な時間を、ぜひ和亭でお過ごしください。
✨ まとめ:鮎の旬を、根尾川で体験しませんか?
鮎の旬は「一瞬」ではなく、一年の中で何度も表情を変えながら続いていくストーリーのようなものです。
- 🌱 若鮎の初々しい香り
- ☀️ 盛夏の力強い旨味
- 🍂 落ち鮎の深いコク
どの瞬間も、そのときにしか出会えない味わいです。
根尾川の自然と、魚屋一筋30年の目利き、そして炭火の職人技がそろう和亭で、そのストーリーをまるごと味わっていただければ、とてもうれしく思います。
「今年はどの鮎を楽しもうか」「次は秋の鮎も食べてみたいね」と、ご家族やご友人と相談しながら、ご予定を立てていただければ幸いです。
スタッフ一同、根尾川のほとりで、皆さまそれぞれの”鮎の旬”に寄り添える一日をお手伝いできることを、心から楽しみにしております。
📍 店舗情報
上長瀬やな 和亭(なごみてい)
岐阜県揖斐郡揖斐川町の根尾川沿いに位置する、やな場併設の鮎料理専門店です。清流・根尾川で育った天然鮎を、炭火焼きでお召し上がりいただけます。
夏季限定の営業となっておりますので、詳しい営業期間やご予約については、お気軽にお問い合わせください。
皆さまのお越しを、心よりお待ちしております。 🐟✨

🍃**上長瀬やな 和亭(なごみてい)**🍃
岐阜・根尾川の自然に囲まれた「やな」で、旬の鮎を炭火で。
魚屋一筋30年の目利きが選ぶ、極上の鮎料理をぜひご堪能ください。
📍岐阜県揖斐郡揖斐川町谷汲長瀬720
📞 ご予約・お問い合わせ:0585-55-2630
🕒 営業時間: 11:00~ 17:00 ラストオーダー16:30
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