岐阜県揖斐川町・根尾川のほとりにある「上長瀬やな 和亭(なごみてい)」では、「鮎が苦手だったのに、ここでは完食しました!」というお声を毎年たくさんいただきます。
この記事では、その理由を “清流の恵み” と “職人の技” という2つの視点から、お店目線でたっぷりお伝えします。
🎉 「鮎が苦手」を克服したお客様たちの声
「実は鮎があまり得意じゃなくて…」という表情で席に着かれるお客様は、毎シーズン必ずいらっしゃいます。
ところが、食後には「人生で初めて鮎をおいしいと思いました」「子どもが初めて川魚を残さず食べました」とうれしい感想をくださることが少なくありません。
とくに多いお声がこちらです。
- 「川魚特有のニオイがしなくて驚いた」
- 「身がふっくらしていて、皮まで香ばしい」
- 「骨がやわらかくて、頭から尻尾まで食べられた」
💬 お客様エピソード①:付き添いのつもりが…
あるご夫婦は、奥さまがもともと川魚全般が苦手で、「今日は付き添いのつもりで来ました」とおっしゃっていました。
ところが炭火焼の鮎を一口召し上がった瞬間、「え、これ本当に鮎ですか?」と目を丸くされ、そのまま一本丸ごと完食。ご主人より先におかわりを注文されたほどです。
💬 お客様エピソード②:鮎へのイメージが180度変わった
以前に「別の店で鮎を食べて苦手になった」というお客様が、思い切って当店に挑戦してくださったことがありました。
その方は「前に食べた鮎は、口の中に土っぽい味が残ったのですが、今日は爽やかな香りだけが残って、むしろまた食べたくなる」と話してくださり、「鮎に対するイメージが180度変わった」と笑顔で帰られました。
🔍 「鮎が苦手」になる3つの原因とは?
鮎が苦手になってしまう理由には、いくつかの共通点があります。多くの場合、「鮎そのものが悪い」のではなく、環境や調理方法が影響しています。
代表的な原因は次の3つです。
原因① 川魚特有の”生臭さ”が気になった
これは主に鮎が育った川の水質や、捕獲から提供までの扱いに左右されます。水質が十分にきれいでなかったり、鮮度が落ちていたりすると、どうしても独特のニオイが前面に出てしまいます。
原因② 身がパサパサしていておいしくなかった
焼き加減や火加減の問題で起こります。強火で一気に焼いてしまうと、表面は焦げているのに中は水分が抜けて硬くなり、口の中でモソモソとした食感になります。
原因③ 小骨が口に当たって食べにくかった
鮎のサイズや鮮度、さらに焼き方が関係します。鮮度が高く、適切な火入れがされると骨までほどよく火が通り、抵抗なく噛み切れるやわらかさに仕上がります。
つまり、鮎が苦手になってしまった方の多くは、「鮎の本当のポテンシャル」を引き出しきれていない状態の鮎を経験してしまったと言ってもよいかもしれません。
和亭では、そのイメージを根本から塗り替えることを目標に、素材選びから焼き上げまで一つひとつの工程にこだわっています。
🌊 清流・根尾川が育てる”臭みのない鮎”の秘密
当店があるのは、岐阜県揖斐川町を流れる 根尾川 のほとりです。根尾川は「清流の宝庫」とも呼ばれ、鮎が好むきれいな水と豊かな自然環境が保たれている川として知られています。
鮎は 「清流の女王」 と呼ばれるほど、水質へのこだわりが強い魚です。きれいな川にしか棲めず、川底の石についた苔(コケ)を食べて育つため、その香りが身に移り、独特の爽やかな香りを持つようになります。
🌿 根尾川の鮎がおいしい理由
- 透明度の高い水と豊富な酸素量
- 良質な苔が育つ川底の環境
- 川の流れがほどよく、身がよく締まる
「川魚のニオイが苦手」という方の多くは、泥っぽさや濁った水に由来する匂いを連想されることが多いようです。
しかし根尾川の鮎は、スイカやキュウリに例えられるような青々とした香りをまとい、「これならむしろ香りを楽しみたい」とおっしゃるお客様も多くいらっしゃいます。
ある常連のお客様は、「川の近くで深呼吸したときの、あの澄んだ空気の香りを、そのまま凝縮したような味がする」と表現してくださいました。まさに、清流そのものがおいしさの源になっていると言えるでしょう。
👀 魚屋一筋30年の目利きが選ぶ”ハズレのない鮎”
いくら川がきれいでも、どの鮎を選ぶかで味は大きく変わります。
和亭の店主は、魚屋一筋30年のキャリアを持つ鮮魚のプロ。毎日自分の目と手で「今日お出しできる鮎」を選び抜いています。
🔎 鮎選びでチェックしているポイント
- 体表のツヤやハリがしっかりあるか
- エラの色が鮮やかで、にごりがないか
- ヒレの形や色に違和感がないか
- ほんのりとした香りがきれいか
プロの目から見ると、「同じ川で同じ日に獲れた鮎」であっても、一本一本に個性があります。その中から、身のつき方やサイズ、季節ごとの状態を総合的に見て、「今日の炭火焼にふさわしい鮎」だけを厳選して仕入れ・処理していきます。
また、鮎はとてもデリケートな魚で、扱い方を間違えるとすぐに香りや身質が落ちてしまいます。そこで、運び方から下処理まで、温度管理や触る回数にも細心の注意を払い、「鮎本来の香りと食感を損なわない」ことを徹底しています。
実際に、「和亭の鮎は、どれを食べても味にムラがない」「毎年来ても、必ずおいしい」とリピートしてくださるお客様も多く、それが私たちの何よりの励みになっています。
“ハズレのない鮎体験”をお届けすることが、魚屋出身の店主としてのプライドでもあります。
🔥 炭火焼きの科学:遠赤外線が「ふっくら」と「パリッ」を両立させる
「なぜ和亭さんは、ガスではなく炭火にこだわるのですか?」と聞かれることがあります。
その理由は、炭火から出る “遠赤外線” が、鮎の魅力を最大限に引き出してくれるからです。
遠赤外線とは、炭が赤くなっているときに出る目に見えない熱のことで、表面だけでなく、じんわりと中まで熱を届ける性質があります。これによって、鮎の外側はカリッと香ばしく、中は水分を保ったままふっくらと焼き上げることができます。
✨ 炭火焼きのメリット
- 強火の遠火で、中までムラなく火が通る
- 余分な脂がほどよく落ち、香ばしさが増す
- 表面の皮がパリッとしながら身はしっとり
当店では、炭の組み方や火加減の調整にもこだわっています。炭を高く積みすぎると炎が上がりすぎて焦げやすくなり、逆に弱すぎると時間ばかりかかって、身が乾いてしまいます。
そこで、焼き場の職人は、炭の状態を常に 目と耳と鼻 で確認しています。「パチッ」という炭のはぜる音や、焼けていく香りの変化を頼りに、鮎の位置を少しずつ動かしたり、向きを変えたりしながら、ちょうどよい焼き加減の”瞬間”を逃さないように焼き上げていきます。
実際、「皮が薄いのに破れていない」「噛んだ瞬間に、じゅわっと旨味が出てくる」といった感想をよくいただきます。これは、炭火と遠赤外線を活かした焼き方がうまく決まった証拠だと考えています。
✨ 「骨までやわらかい」から、鮎が苦手な方でも食べやすい
鮎が苦手な理由の一つに、「骨が気になって食べづらい」というお声があります。
和亭では、そのお悩みを少しでも減らせるよう、「骨までやわらかく仕上げる焼き方」 と 「食べやすいサイズ選び」 を大切にしています。
鮎の骨は、もともと他の魚に比べて細く、しっかり火を入れることで驚くほどやわらかくなります。とくに、適度な大きさの鮎を選び、炭火でじっくり焼くことで、頭の先から尾の先まで、無理なく噛み切れる状態を目指しています。
👨👩👧 お客様エピソード:小さなお子さま連れのご家族
お母さまが「骨が心配で…」とおっしゃっていたのですが、一口ずつ様子を見ながら食べていただいたところ、「これなら子どもでも食べられますね」と、最後はご家族みんなで頭から尻尾まで完食されました。
👴👵 お客様エピソード:ご高齢のお客様
「硬いものが少し苦手で…」と心配されていましたが、「思ったよりも骨が気にならない」「口の中で引っかかる感じがしない」と言って、安心して召し上がっていただけました。
もちろん、骨を取って召し上がりたい方には、食べ方のコツもお伝えしています。スタッフに声をかけていただければ、初めての方でも食べやすいように、身の外し方を丁寧にご説明いたします。
💐 「香り」が決め手:鮎ならではの爽やかなフレーバー
鮎は 「香魚(こうぎょ)」 とも書かれるほど、香りが魅力の魚です。この香りは、鮎が食べている苔や、清流そのものに由来しており、「スイカの皮のよう」「きゅうりのような青い香り」と表現されることがあります。
川魚のニオイが苦手な方の多くは、「生臭さ」や「泥っぽさ」を想像されますが、根尾川の鮎はその逆で、むしろ爽やかで清々しい香りが特徴です。
炭火で焼き上げることで、この香りがさらに引き立ち、皮がはじけるたびに、香ばしさと清涼感が混ざった独特の香りがふわっと広がります。
🍽️ おすすめの味わい方
あるお客様は、「最初の一口は香りを楽しむために、何もつけずに食べるのがおすすめ」と教えてくださいました。
その後で、塩気やほろ苦さ、身の甘みを確かめるようにゆっくり味わうことで、「今まで知らなかった鮎のおいしさに気づいた」と話されていました。
当店としても、はじめて鮎を召し上がる方や、鮎にあまり良い思い出がない方には、ぜひ 「まずはそのまま」ひと口食べていただきたい と考えています。香りと味わいが一体になった瞬間、鮎に対するイメージが大きく変わるきっかけになるかもしれません。
🧑🍳 お店目線で考える「鮎が苦手な方」への3つの工夫
和亭では、「鮎好きの方」だけでなく、「鮎が苦手かもしれない方」にも安心して来ていただけるよう、いくつかの工夫をしています。
工夫① コース全体で”慣れていける”流れをつくる
いきなり塩焼きだけを食べるのではなく、前菜や甘露煮、鮎雑炊など、さまざまな調理法の鮎をバランスよく組み合わせています。
それによって、「最初は少し不安でも、気づいたら鮎に慣れていた」という自然な体験をしていただけるようにしています。
工夫② スタッフが苦手ポイントをさりげなくヒアリング
ご予約時やご案内の際に、「川魚はお好きですか?」「苦手な調理法はありませんか?」とお伺いすることがあります。
そのうえで、おすすめの食べ方を提案したり、ペースを見ながらお料理をお出ししたりと、無理なく楽しんでいただけるように心がけています。
工夫③ 食べ方のサポート
「頭から食べるのが正解?」「どこまで食べられますか?」など、鮎の食べ方は最初は戸惑うものです。
ご希望があれば、スタッフが目の前で食べ方をお見せしたり、骨を外しやすいポイントをお伝えしたりと、できる限りサポートしています。
実際に、「最初から『鮎は苦手』と決めつけずに、相談しながら食べ進められたのがよかった」「スタッフさんが気さくで質問しやすかった」という感想も多くいただいています。
おいしさはもちろん、「安心して試せる雰囲気」も、苦手克服の大切な要素だと考えています。
🌈 「鮎が苦手」だった方へ ─ 根尾川で試してほしい楽しみ方
もしこの記事を読んでくださっているあなたが、「鮎はちょっと苦手かも…」と思っているなら、根尾川のほとりという “環境”そのもの も楽しんでいただきたいと考えています。
清流の音を聞きながら、川風に吹かれ、目の前には炭火でじっくり焼かれる鮎──その空間すべてが、味の一部になるからです。
🎯 和亭おすすめの楽しみ方
- まずは一口だけ、「香り」を味わうつもりで食べてみる
- 塩だけで味わったあと、頭から尻尾までどこが一番好きか探してみる
- ご家族やご友人と、「ここがおいしい!」と感想を言い合いながら食べ進める
あるお客様は、「最初は子どもが川遊びをしたくて来たのですが、帰りには家族全員が鮎のファンになっていました」と話してくださいました。
川で遊んだ思い出と、おいしい記憶がセットになることで、「鮎=楽しい」「鮎=家族の時間」 という新しいイメージが心に残っていきます。
当店としては、「鮎が苦手だったからこそ、根尾川で鮎の本当の味に出会ってほしい」と願っています。もし不安な点があれば、ご予約の際に「鮎が少し苦手です」と遠慮なくお伝えください。
🏞️ 根尾川の四季と鮎の旬について
根尾川は、季節によってさまざまな表情を見せてくれます。夏には涼やかな川風が心地よく、秋には周囲の山々が色づき始め、自然の美しさを満喫できます。
鮎の旬は一般的に 6月から10月頃 と言われています。初夏の若鮎は身が柔らかく繊細な味わい、盛夏の鮎は脂がのって香りも強くなり、秋の落ち鮎は子持ちで濃厚な旨味が楽しめます。
当店では、その時期ごとに最もおいしい状態の鮎をお届けできるよう、仕入れと調理法を工夫しています。季節ごとに違った鮎の味わいを楽しみに、リピートしてくださるお客様も多くいらっしゃいます。
🍴 和亭の鮎料理メニューのご紹介
和亭では、鮎の塩焼きを中心に、さまざまな調理法で鮎をお楽しみいただけます。
定番メニュー
- 鮎の塩焼き:炭火でじっくり焼き上げた、当店自慢の一品
- 鮎の甘露煮:骨までやわらかく煮込んだ、お子様やご高齢の方にも人気
- 鮎の刺身:新鮮だからこそ味わえる、鮎本来の繊細な風味
- 鮎雑炊:鮎の出汁がしみ込んだ、〆にぴったりの一品
コース料理では、これらを組み合わせて、鮎のさまざまな魅力を堪能していただけます。初めての方でも食べやすい順番で構成しておりますので、安心してお楽しみください。
👨👩👧👦 ご家族連れにも安心の設備
当店は、小さなお子様連れのご家族にも安心してお越しいただける環境を整えております。
- 広々とした座敷席:お子様がいても周りを気にせずゆったり過ごせます
- 川遊びスポット:食事の前後に、根尾川で水遊びを楽しむこともできます
- お子様向けの配慮:鮎の食べ方をスタッフが丁寧にお教えします
「子どもに本物のおいしい鮎を食べさせたい」「自然の中で家族の思い出を作りたい」というご家族にぴったりの場所です。
📞 ご予約・お問い合わせについて
上長瀬やな 和亭(なごみてい) は、岐阜県揖斐郡揖斐川町谷汲長瀬、根尾川のほとりにございます。
営業期間は主に夏から秋にかけてのシーズン営業となり、2025年の営業開始は7月5日(土) を予定しております。
📍 基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 営業時間 | 11:00~17:00(ラストオーダー16:30) |
| 座席数 | 座敷9卓(36席)、テーブル11卓(66席) |
| 収容人数 | 大人数の宴会も対応可能 |
| 団体予約 | 営業時間外でもご相談承ります |
💌 こんなご相談も大歓迎です
- 「鮎が苦手だけど、一度ちゃんとした鮎を食べてみたい」
- 「家族で川遊びもかねて、鮎デビューしたい」
- 「アレルギーや食べられないものがある」
- 「記念日のお祝いで利用したい」
どんなことでもお気軽にご相談ください。
🌟 最後に ─ 「苦手」が「大好物」に変わる体験を
私たち和亭は、「鮎が苦手」という方にこそ、ぜひ一度お越しいただきたいと考えています。
清流・根尾川の恵みを受けて育った鮎を、魚屋歴30年の目利きが厳選し、熟練の職人が炭火でじっくりと焼き上げる──その一連の流れすべてが、「本当においしい鮎」をお届けするための私たちのこだわりです。
「苦手」が「大好物」に変わる体験。
根尾川のほとりで、皆さまのお越しをお待ちしております。

🍃**上長瀬やな 和亭(なごみてい)**🍃
岐阜・根尾川の自然に囲まれた「やな」で、旬の鮎を炭火で。
魚屋一筋30年の目利きが選ぶ、極上の鮎料理をぜひご堪能ください。
📍岐阜県揖斐郡揖斐川町谷汲長瀬720
📞 ご予約・お問い合わせ:0585-55-2630
🕒 営業時間: 11:00~ 17:00 ラストオーダー16:30
🚗 大型駐車場完備 / PayPay対応
📲 公式LINE・Instagramで最新情報&お得なクーポン配信中!
👉 LINE:https://line.me/R/ti/p/@792nmhws
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