竹だけで作る天然の魚取り機🐟やな漁の知恵と持続可能性を徹底解説|上長瀬やな 和亭

岐阜県揖斐川町、根尾川のほとりで鮎料理とやな体験をお届けしている上長瀬やな 和亭(なごみてい)です。清流が育む鮎の恵みを五感で味わっていただける当館では、数百年の歴史を持つ「やな漁」という伝統漁法を守り続けています。

2025年度の営業を無事に終えた今、来季に向けて「やな漁って何?」「竹だけでどうやって魚が獲れるの?」という疑問にお答えしながら、この伝統的な漁法の仕組みと環境へのやさしさについて、初めての方にも分かりやすくご紹介します✨

川の流れと竹の力だけで鮎を集める、まさに”天然の魚取り機”──その知恵と技術を、ぜひ最後までご覧ください!


やな漁とは?🌊清流文化に根づく伝統の技

竹と川が織りなす日本独自の漁法

岐阜県は清流の国。特に根尾川は、香り高い鮎が育つことで知られています。その鮎を獲るために受け継がれてきた「やな漁」は、竹で編んだ簀(す)を川に設置し、遡上してくる川魚を効率よく集める日本独自の伝統漁法です。

やな漁の歴史は数百年、場所によっては千年以上とも言われています。驚くべきは、その仕組みの美しさ。網も釣り糸も使わず、ただ竹と川の流れだけを活かす──これぞまさに、川と人が共に生きる知恵の結晶なのです。

当館にいらっしゃるお客様からも「やな職人さんの仕事ぶりがかっこいい!」「こんな昔ながらの漁法が今も残っているなんて」と、多くの感動の声をいただいています。

専門用語を分かりやすく解説

ここで、やな漁に関する基本的な用語をご説明しておきましょう。

やな(簗):竹で編んだ簀を川の流れに設置し、遡上してくる鮎などの川魚を効率良く集める伝統的な漁具のことです。

簀(す):竹を格子状に編んだもの。川底に斜めに設置して水流を利用します。竹の間隔が重要で、魚のサイズに合わせて職人が調整します。

遡上(そじょう):魚が川の下流から上流へ向かって泳いでいく動きのこと。鮎は産卵のために秋になると川を上る習性があります。

職人の眼と自然のリズムが作る奇跡

やな場では、魚が遡上するタイミングや水位の変化に合わせて、職人が簀の位置や角度を微調整します。なんと、ほんの数センチの違いが収獲量に大きく影響するのです。

当館でも「昨日はたくさん鮎が獲れたのに、今日は少ないね」という会話が日常茶飯事。それだけ自然のリズムに左右される、繊細な漁法なのです。朝早く川を見に行き、水の音を聞き、流れの速さを確認する──職人の一日は川との対話から始まります。

竹だけでこれほどの仕組みが作れるのは、竹の特性を最大限に活かしているから。竹はタフでしなやかで、水にも強い。しかも地元の森で調達でき、壊れても簡単に修理できる。まさに理想的な素材なのです。


持続可能性の秘密🌱竹やなが環境にやさしい理由

地域資源だけで完結するエコシステム

やな漁の最大の魅力は、その持続可能性にあります。竹だけで作ることで、資源の枯渇や生態系への影響がほとんどありません。これは現代のSDGsの考え方にも完全に合致する、先人の知恵なのです。

当館では毎年、地元産の竹を伐採してやなを作ります。この作業は単なる漁具作りではなく、竹林の手入れにも貢献しています。放置された竹林は荒れて生態系を壊してしまいますが、適切に伐採することで健全な森が保たれるのです。

近所の竹林から旬の竹を選ぶ作業は、当館の夏の風物詩。「竹選びは鮎選びに通ずる」と職人が語るほど、素材へのこだわりが詰まっています。太すぎず細すぎず、しなやかで丈夫な竹を見極める眼は、何年もの経験があってこそです。

使い終わった後も無駄にしない循環の仕組み

竹やなの素晴らしさは、シーズンが終わった後にもあります。使い終わった竹は、資材として再利用したり、畑の肥料や竹炭として活用したり、地元の子どもたちが工作やキャンプ体験に使ったりと、様々な形で循環していくのです。

川の恵みが無駄なく地域に還っていく──これこそが本当の意味での持続可能な仕組みではないでしょうか。

**持続可能性(サステナビリティ)**とは、環境を壊さず長く続けられる仕組みのこと。やな漁はまさにその理想形と言えます。

生態系とは、川や森、そこに住む生き物たちのつながりのこと。やなの仕組みは、この生態系を壊すことなく魚を獲ることができます。

自然のペースに寄り添う姿勢

当館が大切にしているのは「漁獲量ばかりを追わず、自然のペースに合わせてやなを設置する」という姿勢です。鮎が少ない年は無理をせず、豊漁の年は感謝して受け取る。こうした謙虚な姿勢が、根尾川の豊かさを守り続けているのです。

地元の漁協とも連携し、厳しい漁獲制限を守りながら営業しています。「今年獲りすぎると、来年の鮎が減ってしまう」──そんな長期的な視点で川を守る。これが上長瀬やな 和亭の誇りです。


竹やなの仕組みを徹底解説🏞️流れを活かす天然の魚取り機

シンプルだけど奥深い構造

竹やなは、流れに面して斜めに簀(す)を設置し、遡上してくる鮎を一網打尽にします。仕組み自体はとてもシンプルですが、川の流れや水位に合わせて配置を変える「職人技」が必要です。

やな場に立ったとき、お客様からよく質問をいただきます。

「鮎ってどうやってやなに引っ掛かるの?」 「竹で本当に獲れるんですか?」

答えはこうです。鮎は産卵期になると、本能的に川を上流へ向かって泳ぎます。その際、水流と障害物(竹簀)の間に入ると、水の力で持ち上げられるように自然と簀に乗り上げてくるのです。

竹の隙間は魚のサイズに合わせて職人が設計します。小さすぎると魚が通り抜けてしまい、太すぎると流れが弱まって魚が寄ってこない。まさに絶妙な間隔を、長年の経験で見極めています。

会話から学ぶやな体験のリアル

「子どもでも鮎を見られますか?」とよく聞かれます。もちろんです!簀の上を泳いだり跳ねたりする鮎の姿は、大人から子どもまで大興奮。キラキラと輝く鮎の姿は写真や動画撮影にもぴったりです。

「やなのそばで川遊びもできる?」というご質問も多いですね。当館周辺は川遊びエリアとしても人気で、川辺で鮎を追いかける体験は家族連れのお客様に特に喜ばれています。

日々進化する職人のこだわり

やな漁は「設置したら終わり」ではありません。職人は毎日やな場に通い、微調整を重ねています。

「今日は水位が高いから簀の角度を変更しよう」 「竹を追加して流れの向きを変えてみよう」

こうした細かな調整の積み重ねが、鮎にも人にもやさしい漁を実現しているのです。当館のスタッフも、職人から学びながら日々技術を磨いています。

実は昨年、台風の影響で水位が急上昇したことがありました。しかし職人の迅速な判断で簀の位置を変更し、流失を免れたのです。こうした経験と勘が、やな漁には欠かせません。


やな漁のメリット🌊環境と人にやさしい漁法

自然を壊さない生分解性の高さ

やな漁のメリットは数え切れないほどありますが、一番は「自然を壊さない」こと。竹は生分解性が高く、使い終わったらそのまま土に還ります。

プラスチックや金属の漁具と違い、環境汚染の心配がまったくありません。マイクロプラスチック問題が深刻化している今、こうした天然素材だけの漁法がいかに貴重か、改めて実感します。

川の生態系も維持されます。やなは川底に固定するだけで、川の流れを大きく変えることはありません。魚以外の水生生物にも影響が少なく、川全体の健康が保たれるのです。

魚の選択性で資源を守る

もう一つの大きなメリットは、魚の選択性です。やな漁は主に遡上する成魚の鮎をターゲットにするため、小魚や幼魚が捕獲されにくく、種の保存にも役立っています。

「やなの簀に乗った瞬間の鮎の動きは本当に美しい!」と、毎年お客様から感動の声をいただいています。銀色に輝く鮎が水しぶきを上げる様子は、まさに自然の芸術です。

また、やな漁は選別も簡単。サイズが小さい鮎や産卵を終えた鮎は川に戻すこともできます。こうした柔軟性も、持続可能な漁業を支える要素なのです。

地域活性化と観光の柱

やな漁は地域活性化にも大きく貢献しています。「やな祭り」や鮎のつかみ取りイベント、お土産用の鮎パックなど、やな漁は地域観光の柱です。

当館のスタッフも「鮎の旬を伝えるやなイベントは、一年で一番盛り上がる季節」と語っています。県外からのお客様も多く、「やな漁を見に来ました」という方が年々増えているのです。

地元の子どもたちにとっても、やな漁は大切な学びの場。学校の課外授業で訪れる子どもたちが、目を輝かせて鮎を観察する姿を見ると、この伝統を守り続ける意義を強く感じます。


伝統と未来🎣上長瀬やな 和亭の挑戦と想い

手作りにこだわり続ける理由

上長瀬やな 和亭では、毎年すべての竹やなを手作りしています。「効率化のために機械を使えばいいのでは?」と思われるかもしれませんが、私たちがこだわるのには理由があります。

手作りだからこそ、その年の川の状態に合わせた微調整ができる。手作りだからこそ、職人の技術が次世代に受け継がれる。そして何より、手作りだからこそ「川への感謝」の気持ちを忘れずにいられるのです。

地域の竹林を維持管理し、漁協と連携して厳しい漁獲制限を守る──こうした取り組みを通じて、私たちは伝統を守りながら未来につながる川体験をお届けしています。

2025年度を振り返って

2025年度も「竹の仕入れから簀の設置、撤収まで」全スタッフ総出で取り組みました。今年は天候に恵まれ、たくさんの鮎が集まる”絶好のやな日和”が続きました。

特に印象に残っているのは、9月中旬の連休です。遡上のピークと重なり、朝から夕方まで鮎が次々と簀に乗り上げてくる様子は圧巻でした。お客様も「こんなに鮎が見られるなんて!」と大喜びしてくださいました。

忘れられないエピソード

実は数年前の夏、突然の大雨でやな場の簀が流されてしまったことがありました。長年使っていた簀が一晩で…と、スタッフ一同落胆しました。

しかし「お客様をお迎えできない」とは言えません。スタッフ総出で夜遅くまで復旧作業に取り組み、翌朝には無事やな場が復活。「鮎が戻ってきた!」と地元の子どもたちが歓声を上げる姿は、今でも忘れられません。

やな場は”壊れても修理が簡単”という点で、災害にも強いのです。これも竹やなの知恵あってこそ。川と共に生きる、当館の誇りです。

スタッフの想い

当館で長年働くベテランスタッフは言います。「やな漁は単なる漁法じゃない。川への敬意と、お客様への感謝が形になったもの」。

新人スタッフも、初めて簀を組む作業に参加したときの感動を語ってくれました。「竹を一本一本縛っていく作業は大変だけど、完成したときの達成感は格別。これでお客様に喜んでもらえると思うと、自然と笑顔になります」。

こうしたスタッフ一人ひとりの想いが、上長瀬やな 和亭の”おもてなし”を支えています。


やな漁がもたらす鮎料理🍽️究極の鮎体験

清流が育む香魚の魅力

根尾川の清流で獲れる鮎は、”香魚”と呼ばれるほど香り高いのが特徴です。川底の苔を食べて育つため、独特の香りと上品な味わいがあります。

当館で提供する鮎料理は、すべてやな漁で獲れた鮎を使用。炭火焼、塩焼き、鮎雑炊、甘露煮など、鮎の魅力を最大限に引き出す調理法でお届けしています。

やな漁で獲れる鮎は、傷みが少なく鮮度抜群。捕獲してすぐに調理できるため、頭から尻尾まで丸ごと美味しくいただけるのです。これは網漁や釣りでは難しい、やな漁ならではの利点です。

当館自慢の鮎料理メニュー

こだわりの炭火焼鮎は、遠赤外線効果で身がふっくら仕上がり、香りも際立ちます。よくお客様から「どうして鮎は炭火で焼くのが美味しいの?」と聞かれますが、それは炭火の柔らかい熱が鮎の繊細な身を均一に加熱し、旨味を逃がさないからなのです。

期間限定「落ち鮎」コースは、産卵前の脂がのった鮎を使った特別メニュー。この時期だけの濃厚な味わいは、リピーターのお客様に大人気です。

子持ち鮎の塩焼きは、卵のプチプチした食感と鮎の身の柔らかさが絶妙。「魚の卵は苦手だったけど、これは美味しい!」というお声もよくいただきます。

鮎の骨酒は、焼いた鮎を熱燗に入れた粋な一品。鮎の香りが日本酒に移り、何とも言えない味わい深さです。

鮎雑炊は食事の〆に最適。「胃に優しい」と評判で、魚が苦手なお客様も「ここなら食べられる」と完食されることが多いです。出汁に溶け出した鮎の旨味が、心も体も温めてくれます。

料理に込めた想い

当館の料理長は、鮎一匹一匹に向き合いながら調理します。「やな漁で獲れた鮎は、川の恵みそのもの。その命をいただくからには、最高の形でお客様にお届けしたい」。

シンプルな塩焼きにも、見えない工夫がたくさん。塩の振り方、火加減、焼き時間──すべてが長年の経験に裏打ちされています。


お客様の声😊初めてのやな体験ガイド

実際の体験の流れ

やな場は見るだけでも楽しい、体験するともっとワクワク。初めてのお客様も安心して楽しめるよう、当館でのやな体験の流れをご紹介します。

1. 川沿いのやな場で鮎を観察 まずはやな場で、実際に鮎が簀に乗り上げる様子を観察。水の流れる音と鮎の跳ねる姿に、自然と笑顔がこぼれます。

2. 職人さんの竹組み作業を見学 運が良ければ、職人が簀を調整する作業を間近で見学できます。竹を結ぶ手つき、流れを読む眼差し──まさに職人技です。

3. やな場のすぐ隣で鮎の手掴み体験 小さなお子様も参加できる手掴み体験。「捕まえた!」という達成感は、何物にも代えがたい思い出になります。

4. レストランで鮎料理を堪能 川を眺めながら、新鮮な鮎料理に舌鼓。体験と食事、両方楽しめるのが当館の魅力です。

よくあるご質問

「子連れでも楽しめますか?」 →もちろんです!当館では小学生以下のお子様も多く、家族全員で思い思いのひとときをお過ごしいただけます。スタッフも親切丁寧にご案内しますので、安心してお越しください。

「雨の日はどうなりますか?」 →雨天時には簀の撤収や安全対策を行い、お子様の安全第一で運営しています。天候によっては体験内容を変更する場合もございますが、レストランでの鮎料理は通常通りお楽しみいただけます。

「駐車場はありますか?」 →はい、無料駐車場を完備しております。お車でお越しの際も安心です。

お客様からの嬉しい声

「初めての川体験、すごく楽しかった!子どもが『また来たい』と何度も言っています」(30代女性・愛知県)

「鮎の塩焼きが忘れられない。こんなに美味しい魚料理は初めてです」(50代男性・東京都)

「職人さんの話を聞いて、やな漁の奥深さに感動しました。伝統を守る姿勢が素晴らしい」(40代女性・大阪府)

「川のせせらぎを聞きながらの食事は格別。都会の喧騒を忘れられる癒しの時間でした」(60代夫婦・神奈川県)

こうした温かいお言葉が、私たちの何よりの励みです。


竹やなは地域の宝物🌸和亭からのメッセージ

受け継がれる知恵と想い

竹やなの知恵は、私たちの地域にとってかけがえのない財産です。職人の技と自然の恵み、そしてお客様の笑顔──この三つが揃って初めて成立する体験。それがやな漁なのです。

先代から受け継いだこの伝統を、私たちは次の世代へとつなぎたい。そのために日々、川と対話し、竹を組み、お客様をお迎えしています。

環境保護への取り組み

当館では、やな漁以外にも様々な環境保護活動に取り組んでいます。

  • 根尾川の清掃活動(年2回)
  • 地域の子どもたちへの環境教育
  • 地元産食材の積極的な使用
  • 食品ロスの削減

川の恵みをいただく立場として、川を守る責任がある──その想いを胸に、スタッフ一同努力を続けています。

2026年度のご予約を受付中

来季もまた、根尾川のせせらぎと絶品鮎料理で皆様を最高の夏へとご案内します。2026年度は7月1日から営業予定です。

ゴールデンウィーク明けから予約受付を開始いたしますので、ぜひお早めにご予約ください。特に週末や連休は混み合いますので、お早めのご予約をおすすめします。

最後に

ご家族やご友人と「やな漁」と鮎料理の感動体験を──上長瀬やな 和亭でしか味わえない”夏の贅沢”を、ぜひお楽しみください。

川の流れ、竹の香り、鮎の輝き、そして笑顔。すべてが揃った特別な時間を、私たちがお届けします。皆様のお越しを、スタッフ一同心よりお待ちしております🍃

根尾川の清流と伝統の技が紡ぐ物語を、あなたも体験しませんか?

 


 


🍃**上長瀬やな 和亭(なごみてい)**🍃

2025年度の営業は終了いたしました
今年もたくさんの方にお越しいただき、誠にありがとうございました。
2026年度の営業は7月1日からとなります。来年もまたよろしくお願い致します😄


岐阜・根尾川の自然に囲まれた「やな」で、旬の鮎を炭火で。
魚屋一筋30年の目利きが選ぶ、極上の鮎料理をぜひご堪能ください。

📍岐阜県揖斐郡揖斐川町谷汲長瀬720
📞 ご予約・お問い合わせ:0585-55-2630
🕒 営業時間: 11:00~ 17:00 ラストオーダー16:30
🚗 大型駐車場完備 / PayPay対応

📲 公式LINE・Instagramで最新情報&お得なクーポン配信中!
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