根尾川はなぜ美しい?地形と水源の不思議を深掘り|岐阜・揖斐川町「上長瀬やな 和亭」ブログ【鮎と清流を守る知恵】

はじめに:根尾川の“宝石のような清流”が生まれる理由✨

こんにちは!「上長瀬やな 和亭(なごみてい)」スタッフです😊
岐阜県揖斐川町の根尾川と聞くと、真っ先に頭に浮かぶのはエメラルド色の美しい流れと清らかなせせらぎですよね。実際に和亭にご来店されたお客様からも「あの水の透明感は初めて見た」「足を浸けるだけで気持ちいい」といったお声をたくさんいただきます。

でも、なぜ根尾川はこんなに美しいのでしょうか?その秘密は、川の「地形」「水源」、そして「自然環境」に隠されています。
今回のブログでは、「鮎が住めるほどのきれいな川とは何か?」「根尾川の清流が生まれる仕組みは?」といった疑問に、和亭スタッフならではの視点と科学的知見を交えて、とことん解説していきます!🐟

根尾川の生まれ故郷──奥美濃の水源と湧き水の力💧

根尾川の源流は、東海地方の屋根と言われる能郷白山(のうごうはくさん)や揖斐高原の豊かな山々。標高800m以上の山林地帯から無数の湧き水や雪解け水が流れ出し、やがて大きな流れに姿を変えていきます。

例えば、和亭の近くでは春先になると水温の上昇とともに雪解けの透明な水が流れ込み、川全体が一層クリアに!「この時期の鮎は一番美味しい」と言われるのも納得です。

湧水がなぜ美しい川を作るのか?
それは「ろ過作用」と「水温の安定性」に理由があります👇

  • 山の地層を何層もくぐり抜けて湧き出る水は、自然によるろ過で不純物がほとんど取り除かれています。

  • 地下を流れるため外気温の影響を受けにくく、夏涼しく冬は凍らず、年間を通じて水温が安定しています。

豆知識:
店主が幼い頃、雪解けの水を手ですくって飲んだ思い出があるそうです。当時から「この冷たさと透明感が根尾川の味なんだ」と実感したと話してくれました。

清流のための地形の秘密!谷間と扇状地が生む自然の“フィルター”🏔️

根尾川の流域を地図で見ると、山肌をくねくねと縫いながら下流へと駆け下りていきます。実はこの「谷間」と「扇状地」の組み合わせが絶妙なヒミツ。その地形自体が天然の浄化装置の役割を果たしています。

●谷間(谷筋)

  • 狭い谷筋では流速が速く、水が常に動いているため、苔や泥などの沈殿物が溜まりにくいです。

  • 岩場にぶつかることで水中の酸素量が増し、鮎や川虫など水質に敏感な生き物が暮らせます。

●扇状地(川が開けるところ)

  • 山を抜けて集落付近で川幅が広がると、川底の砂利がフィルターのように働き、微細なチリや有機物が沈みやすくなります。

  • こうした緩急のバランスが“ぬめり”や“濁り”を抑えてくれるのです。

実例:
お客様の中には、「川石がつるつるしている」と驚かれる方も多いです。これは地形が生み出す絶え間ない“セルフクリーニング”の効果なんですよ!

根尾川の「水質安定」を守る生態系の力🍃

透き通る根尾川の魅力は、水そのものだけでなく「生き物たち」が生み出すバランスにも支えられています。

  • 鮎(あゆ)の存在:
    鮎は“川の健康診断士”とも呼ばれます。水にごく微量な汚れや農薬が入るだけで棲めなくなる敏感な魚のため、根尾川に鮎がたくさんいるということ自体が「水質の美しさ」の証なのです。
    鮎がよく取れる年は、だいたい他の川魚も元気で、川遊びにも最適。

  • 原生藻類や水草:
    岩に生えている「苔(こけ)」は鮎の大好物ですが、もし川の状態が悪化すると苔もすぐ変質するので、鮎の味にすぐ影響します。根尾川では、食べて香る“スイカのような香り”がする苔がよく育つのが特徴です。

会話型エピソード:
「ここの鮎は香りが違う」と常連さん。「藻の種類が違うからだよ」と店主。一度はスタッフみんなで苔の香り比べをしたこともあります!

伝統漁法「やな」と川の水質のつながり🐟

和亭でも採用している「やな」は、竹を組んで川の流れを受け止める伝統漁法。実はこの“やな”自体も、根尾川の美しさの証拠でもあります。

  • 竹のやなは川底に敷いたとたんに、泥や砂を自然と集めて一時的にフィルターとなる働きも。

  • 水流が穏やかな部分には小魚やエビが多く集まり、上流から流れてくる“ごみ”を食べてくれることで、さらに水が綺麗になります。

●やなの歴史エピソード
「やなで捕まえた鮎は、なぜ頭から食べられるの?」とよく聞かれます。答えは『河川の水がきれいだから、身も骨も臭みがなく柔らか』だから。
和亭自慢の炭火焼き鮎は、川とやなの恵みをそのまま味わえる一品です。

現代の“水質保全”との戦い──地域ぐるみで守る根尾川の清流プロジェクト🧑‍🌾

根尾川が今も昔も美しいままなのは、地域や私たち店舗も含め「日々の努力」の成果でもあります。
具体的に取り組まれている保全活動の実例をご紹介します。

  • 山林保全活動:
    山にゴミが捨てられていたり、林道が荒れたりすると、豪雨時に泥が流れ込みやすくなります。町内有志や学生、観光協会ボランティアと協力し、クリーンアップイベントを毎年開催しています。

  • 農地への配慮:
    農家さんは田んぼの肥料や農薬が直接川に流れ出さないように、“緩衝帯”として草地や木立を整備。有機肥料を選ぶ方も増え、根尾川の恵み=自分たちの水、と認識する輪が広がっています。

  • 店舗での工夫:
    和亭では調理排水をできるだけ川に流さず、専門業者による浄化設備を導入。また、食事で出たお皿なども極力油汚れを抑えてから洗うよう徹底しています。
    スタッフ間でも「根尾川は自分たちの命」と合言葉にして、ちょっとしたゴミ拾いは毎朝の日課です!

観光スポットとしての根尾川──地形と清流体験ガイド🌈

実際、和亭を訪れた方々は目の前を流れる根尾川に触れて、自然と「川に入りたい!」と思うはず!美しい地形や流れを散歩したり、川遊びを満喫できる楽しみ方もご紹介します。

  • 夏は川原で鮎釣りや水遊び、岩の間で小魚探しが人気

  • 秋は紅葉とセットで川沿いのウォーキングコース(和亭から徒歩数分もおすすめ!)

  • 「扇状地」になったあたりは川幅が広がり緩やかなので、ファミリーや高齢の方でも安心

会話体験:
「お子様を連れて“はじめての川遊びデビュー”をしたい」という来店者も多数。和亭スタッフや地元ガイドが、川の安全な歩き方などレクチャーしています🙌

まとめ:根尾川の美しさは地形・湧水・人の手が織りなす“奇跡”🎉

根尾川の魅力は一言でいえば「自然そのものの純粋さ」ですが、その背景には地形・水源・生物多様性・地域の努力というさまざまな要素が支えています。
和亭スタッフも日々、川を守る一員として「この川の美味しさを次世代に残したい」と考えています。

みなさまも是非、上長瀬やな 和亭で根尾川の恵みを全身で感じてみてください!
きっと、魚料理をより美味しく感じられるはずです。

上長瀬やな 和亭(なごみてい)
📍岐阜県揖斐川町
🌊清流・根尾川に囲まれた自然豊かな環境
🐟魚屋一筋30年の目利きが選ぶ最高の鮎料理
📅2026年度営業:7月1日開始予定


 


🍃**上長瀬やな 和亭(なごみてい)**🍃

2025年度の営業は終了いたしました
今年もたくさんの方にお越しいただき、誠にありがとうございました。
2026年度の営業は7月1日からとなります。来年もまたよろしくお願い致します😄


岐阜・根尾川の自然に囲まれた「やな」で、旬の鮎を炭火で。
魚屋一筋30年の目利きが選ぶ、極上の鮎料理をぜひご堪能ください。

📍岐阜県揖斐郡揖斐川町谷汲長瀬720
📞 ご予約・お問い合わせ:0585-55-2630
🕒 営業時間: 11:00~ 17:00 ラストオーダー16:30
🚗 大型駐車場完備 / PayPay対応

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