岐阜県揖斐川町、根尾川のほとりにある「上長瀬やな 和亭(なごみてい)」です。
当店では毎年、夏から秋にかけて、根尾川で育った新鮮な鮎をお楽しみいただいております。お客様から「鮎のオスとメスって、味が違うんですか?」というご質問をいただくことがよくあります。
今回は、鮎のオスとメスの味わいの違いについて、やな場で鮎と向き合い続けてきた当店ならではの視点で、詳しくお伝えしていきます。
🌊 はじめに|根尾川の鮎だからこそ感じられる違い
鮎のオスとメスは、香りや脂の乗り方、身の食感にそれぞれ個性があり、食べ比べると「違いが分かる」くらいには味わいが変わります。特に根尾川のような清流で育った鮎は、その違いがよりはっきりと感じられます。
根尾川は、岐阜県を代表する清流のひとつです。山間部から流れ出る冷たく澄んだ水は、鮎にとって最高の成育環境を提供してくれます。この恵まれた環境で育った鮎だからこそ、オスとメスそれぞれの個性が際立ち、繊細な味わいの違いを楽しんでいただけるのです。
当店「上長瀬やな 和亭」は、この根尾川のすぐそばに位置しており、川から揚がったばかりの鮮度抜群の鮎を、その日のうちにお客様の元へお届けしております。
✨ オスとメスの鮎、いちばん分かりやすい違いは?
鮎のオスとメスで「どちらが絶対においしい」とは一概に言えませんが、傾向としては、オスは香りと苦味が立ち、メスは脂と卵のコクが楽しめると言われています。
当店「上長瀬やな 和亭」でも、同じ川・同じ時期の鮎でも、オスとメスを食べ比べると、常連のお客様から「味の輪郭が違うね」と言っていただくことがよくあります。
一般的に、オスの鮎は縄張り意識が強く、よく動き回るため筋肉質で身が締まり、香りが立ちやすい特徴があります。川の中で活発に泳ぎ回り、他の鮎と縄張り争いをすることで、自然と筋肉が鍛えられていくのです。
一方でメスは、産卵期が近づくにつれて卵に栄養が集まり、ふっくらとした身と、子持ち鮎ならではの濃厚な味わいを楽しんでいただけます。母体として次世代に命をつなぐ準備をするメスは、体全体に栄養を蓄え、独特の深みのある味わいを生み出します。
🔥 オス鮎の魅力|香りとキレの良い苦味
オスの鮎は「香り」と「苦味」がお好みの方に特におすすめです。
鮎が「香魚(こうぎょ)」と呼ばれるゆえんである、スイカやキュウリのような独特の香りは、苔をよく食み、活発に泳ぐ個体ほど強くなると言われています。こうした特徴はオスでより感じやすいことが多いです。
🍶 日本酒との相性は抜群
また、オスは内臓の苦味が比較的はっきりしており、日本酒やビールとの相性が抜群です。
当店でも「内臓のほろ苦さまで楽しみたい」「頭からガブッといきたい」というお客様には、香りが立ちやすい焼き加減に仕上げ、オスの魅力を引き出す焼き方を心がけています。
炭火でじっくりと焼き上げることで、皮目はパリッと香ばしく、身はふわりと柔らかく仕上がります。そこに、オス特有の力強い香りと、ほろ苦い内臓の味わいが加わることで、お酒が止まらなくなるとおっしゃるお客様も少なくありません。
🎣 オス鮎を楽しむポイント
オス鮎を最大限に楽しんでいただくためのポイントをいくつかご紹介します。
- 香りを楽しむなら塩焼きがおすすめ – シンプルな塩焼きは、オスの香りを最も引き立てる調理法です
- 内臓まで丸ごと召し上がってください – ほろ苦い内臓は、オス鮎の醍醐味のひとつです
- 日本酒や辛口のビールと合わせて – 苦味と香りが、お酒の旨味を引き立てます
- 熱いうちにお召し上がりください – 焼きたての香りは格別です
🥚 メス鮎の魅力|ふっくら感と卵のコク
メス鮎の魅力はなんといっても、ふっくらとした身と、シーズン後半の「子持ち鮎」にあります。
産卵期が近づいたメスはお腹に卵をたっぷり抱え、ひと口かじると中からほろほろとほどける卵の食感と、奥行きのある旨味が口いっぱいに広がります。
💫 子持ち鮎の人気
当店でも、秋口になると「子持ち鮎はいつからですか?」というお問い合わせをよくいただきます。その多くは、メス鮎ならではのおいしさを一度知ってしまったリピーターのお客様です。
ご家族連れのお客様からは「子どもが卵のプチプチした食感を気に入って、ほとんど一人で食べてしまいました」といった微笑ましいお声もいただいております。お子様にも喜んでいただける、やさしい味わいがメス鮎の特徴でもあります。
🌸 メス鮎を楽しむポイント
メス鮎を最大限に楽しんでいただくためのポイントをいくつかご紹介します。
- お腹の部分を最初にひと口 – 卵のコクと身の旨味を同時に味わえます
- ゆっくり噛みしめて – メスの繊細な味わいは、急いで食べるともったいないです
- 白ごはんとの相性も抜群 – 卵のコクがごはんによく合います
- 蓼酢(たです)を添えて – 爽やかな酸味が、メスの濃厚な味わいを引き立てます
🍂 季節によっても味の印象は変わる
オス・メスの違いに加えて、鮎は「いつ食べるか」で味の印象が大きく変わる魚です。
🌿 初夏の若鮎(6月〜7月頃)
初夏の若鮎は、まだオス・メスの差がはっきり出にくく、全体的に繊細で爽やかな香りを楽しんでいただく時期です。
この時期の鮎は、体もまだ小ぶりで、身は柔らかく繊細な味わいが特徴です。「香魚」としての鮎の魅力を純粋に味わいたい方には、この時期がおすすめです。骨も柔らかいため、頭から尾までまるごと召し上がっていただけます。
🌻 盛夏の鮎(7月〜8月頃)
夏本番を迎えると、鮎も成長し、身に脂が乗り始めます。この時期は、オス・メスそれぞれの特徴が徐々に現れ始める頃です。
根尾川の豊富な苔を食んで育った鮎は、この時期に最も香りが強くなります。暑い夏の日に、冷たいビールと一緒に味わう鮎の塩焼きは、まさに夏の風物詩です。
🍁 秋鮎・落ち鮎(9月〜10月頃)
9月〜10月の「秋鮎」「落ち鮎」と呼ばれる時期になると、メスは子持ち鮎として、オスはより力強い香りと苦味をまとって、それぞれの個性がはっきりしてきます。
根尾川のような清流では、水温や流れの変化が鮎の成長や脂の乗り方に素直に表れるため、季節の移ろいとともに「同じ川・同じやなでも、別物のようだ」と感じられるお客様も多くいらっしゃいます。
この時期は、鮎が産卵のために川を下る「落ち鮎」のシーズンでもあります。一年の集大成とも言える味わいは、多くの鮎ファンの方々に愛されています。
👀 見た目でオスとメスを見分けるポイント
一般のお客様からは「オスとメスって、見ただけでわかるの?」という質問もよくいただきます。
プロの目から見ると、婚姻色(こんいんしょく)と呼ばれる体色の変化や体つき、お腹のふくらみなどに、オス・メスのヒントが隠れています。
🎨 見分けるポイント
オスの特徴
- 産卵期が近づくと、体側に黄色が強く出る
- 顔つきが精悍(せいかん)に見えることが多い
- 体全体がシャープで引き締まった印象
- 胸びれが大きめ
メスの特徴
- お腹の部分がふっくら丸みを帯びる
- 全体的に柔らかい印象の体つき
- 産卵期には卵でお腹が膨らむ
- 体色がやや淡い傾向がある
ただし、これはあくまで一つの目安であり、川の環境や成長段階によって個体差も大きいため、「見た目だけで完璧に仕分けられる」わけではありません。長年鮎と向き合ってきた職人の目でも、判断に迷うことがあるほどです。
💎 上長瀬やな 和亭が大切にしていること
当店では、「オスだからこう」「メスだからこう」と型にはめるのではなく、その日の水位・水温・鮎の状態を見極めながら、いちばんおいしい形でお出しすることを大切にしています。
🔍 30年の目利きが選ぶ鮎
魚屋一筋30年の目利きとして、まず鮎そのものの状態を見て、オス・メスそれぞれの良さが最も引き出される焼き加減・塩の打ち方・提供タイミングを調整しています。
たとえば、香りが立ちやすい個体は塩焼きでシンプルに、卵の状態が良いメスは、コースの中盤以降に「ごちそう感」を演出する一皿としてお出しするなど、同じ鮎でも組み立て方を変えています。
🌟 現場ならではの感覚
こうした細かな工夫は、実際に根尾川で鮎と向き合い続けてきた現場ならではの感覚であり、机上の知識だけでは身につきません。
毎日川の状態を確認し、その日揚がった鮎の顔を見て、一尾一尾の状態を判断する。この地道な作業の積み重ねが、お客様に最高の鮎をお届けするための基盤となっています。
当店のスタッフは、鮎への愛情と、お客様に喜んでいただきたいという思いを持って、日々仕事に取り組んでおります。
🏆 通の楽しみ方|オスとメスを食べ比べる
鮎を何度も召し上がっているお客様の中には、「今日のコース、もし可能ならオスとメスを食べ比べてみたいです」というリクエストをくださる方もいらっしゃいます。
そのような場合には、鮎の状態や数に余裕がある日であれば、焼き場と相談しながら、オスとメスを意識してお出しするなど、できる範囲で対応させていただくこともあります。
💬 お客様の声
食べ比べをされるお客様の多くは、次のような感想を口にされます。
「オスのほうが香りが立って、お酒が進みますね」
「メスは卵のコクがあって、ゆっくり味わいたくなります」
「同じ川の鮎なのに、こんなに違うとは思いませんでした」
「来年はメス狙いで、子持ち鮎の時期に来ます!」
こうした”発見”も、やなの鮎ならではの楽しみ方のひとつです。お客様が新たな鮎の魅力に気づいてくださる瞬間は、私たちにとっても大きな喜びです。
🌱 初めての方へのおすすめの楽しみ方
鮎料理が初めて、というお客様には、あまり難しく考えず、**「まずは素直においしいと感じるほうを楽しんでみてください」**とお伝えしています。
オスかメスかを意識するよりも、「香りが好きか」「ふっくらとした食感が好きか」「内臓の苦味まで楽しみたいか」といった、ご自分の好みに意識を向けていただくほうが、結果として満足度が高いように感じます。
📝 当店おすすめの食べ方
当店の炭火焼鮎コースでは、以下のような食べ方をおすすめしています。
一尾目 – まずは何も考えずに丸かじり。鮎本来の味わいを感じてください
二尾目 – 頭からガブリ。香ばしい頭の部分と、身の甘みの違いを楽しんでください
三尾目 – 内臓まで味わって。ほろ苦い内臓は、鮎の醍醐味です
四尾目以降 – 骨ごと召し上がったり、蓼酢をつけたり、お好みの食べ方で
食後に「そういえば、あれはオスだったのかな?メスだったのかな?」と振り返りながら、次にお越しの際の楽しみにしていただければ嬉しいです。
🏠 根尾川の自然に囲まれたやな場で
当店「上長瀬やな 和亭」は、岐阜県揖斐川町の根尾川沿いに位置しています。
川のせせらぎを聞きながら、緑豊かな自然の中で味わう鮎は、格別の味わいです。都会の喧騒を離れ、ゆったりとした時間の中で、根尾川の恵みを存分にお楽しみください。
🌳 当店の特徴
- 根尾川のすぐそば – 川から揚がったばかりの新鮮な鮎をお届けします
- 自然に囲まれた空間 – 川のせせらぎと緑に癒されながらお食事いただけます
- 炭火焼きへのこだわり – 熟練の技で、一尾一尾丁寧に焼き上げます
- 家族連れも大歓迎 – お子様からご年配の方まで、幅広い世代にお楽しみいただけます
📅 鮎のシーズンについて
鮎のシーズンは、例年6月頃から10月頃までとなっております。
- 6月〜7月 – 若鮎のシーズン。繊細で爽やかな味わい
- 7月〜8月 – 盛夏の鮎。香りと脂のバランスが良い時期
- 9月〜10月 – 秋鮎・落ち鮎のシーズン。子持ち鮎も登場
シーズンの詳細や、ご予約については、お気軽にお問い合わせください。
🎁 まとめ|どちらも”根尾川の子ども”として味わっていただきたい
オスとメスの鮎には、それぞれの良さがありますが、どちらも根尾川の清流が育てた、かけがえのない命です。
当店としては、「オス派」「メス派」と分けるよりも、その日の川の状態・鮎のコンディションに合わせて、一番おいしい瞬間をお客様に届けることこそが役割だと考えています。
一年という短い生涯の中で、根尾川の清らかな水と豊かな苔に育まれた鮎たち。その命をいただく私たちは、最高の状態でお客様にお届けする責任があります。
🙋 お気軽にお声がけください
もしご来店の際に「今日はオスとメス、違いがありますか?」「子持ち鮎はありますか?」など気になることがあれば、どうぞ気軽にスタッフまでお声がけください。
根尾川のほとりで、鮎一筋でやってきた当店ならではの視点で、その日いちばんおすすめの楽しみ方をご案内させていただきます。
📍 店舗情報
上長瀬やな 和亭(なごみてい)
岐阜県揖斐川町の根尾川沿いで、新鮮な鮎料理をお楽しみいただけます。 ご予約・お問い合わせは、お電話またはホームページよりお願いいたします。
皆様のご来店を、スタッフ一同心よりお待ちしております。

🍃**上長瀬やな 和亭(なごみてい)**🍃
岐阜・根尾川の自然に囲まれた「やな」で、旬の鮎を炭火で。
魚屋一筋30年の目利きが選ぶ、極上の鮎料理をぜひご堪能ください。
📍岐阜県揖斐郡揖斐川町谷汲長瀬720
📞 ご予約・お問い合わせ:0585-55-2630
🕒 営業時間: 11:00~ 17:00 ラストオーダー16:30
🚗 大型駐車場完備 / PayPay対応
📲 公式LINE・Instagramで最新情報&お得なクーポン配信中!
👉 LINE:https://line.me/R/ti/p/@792nmhws
👉 Instagram:https://www.instagram.com/nagomitei.yana

