🐟 鮎が最も美味しい時期はいつ?旬の味を逃さない方法とは 🐟

🍃 上長瀬やな 和亭(なごみてい) 🍃
岐阜・根尾川の自然に囲まれた「やな」で、旬の鮎を炭火で。魚屋一筋30年の目利きが選ぶ、極上の鮎料理をぜひご堪能ください。


皆さま、こんにちは!🌸 上長瀬やな 和亭(なごみてい)でございます。

今日は、多くのお客様からいただく「鮎はいつが一番美味しいの?」というご質問にお答えしたいと思います。魚屋一筋30年の経験と、この根尾川の清流で育まれた鮎を日々扱っている立場から、鮎の旬について詳しくお話しさせていただきます。✨

🌊 鮎の生涯と旬の移り変わり

春の若鮎(4月~5月)🌱

春、桜が散り新緑が美しい季節になると、海から川に上ってきた若鮎が姿を現します。この時期の鮎は「若鮎」と呼ばれ、体長は10~15cmほど。まだ小さいながらも、その透明感のある身と上品な味わいが魅力です。

若鮎の特徴:

  • 🔸 身が透明で美しい
  • 🔸 骨が柔らかく丸ごと食べられる
  • 🔸 淡白で上品な味わい
  • 🔸 塩焼きや天ぷらに最適

初夏の成長期(6月~7月前半)🌿

梅雨が明ける頃から、鮎は急速に成長します。この時期の鮎は、川底の石に付いた藻(珪藻)を食べて育つため、独特の香りが強くなってきます。「香魚」と呼ばれる所以ですね!🌿

成長期の鮎の特徴:

  • 🔸 体長18~22cm程度
  • 🔸 香りが強くなり始める
  • 🔸 身に脂が乗ってくる
  • 🔸 塩焼きの美味しさが際立つ

🏆 最高の旬!盛夏の成魚(7月中旬~8月) 🏆

そして、鮎が最も美味しいとされるのがこの時期です! 🎉

7月中旬から8月にかけて、鮎は一年で最も充実した時を迎えます。体長は25cm前後となり、身には適度な脂が乗り、あの独特の香りも最高潮に達します。

盛夏の鮎の魅力:

  • 香り最高潮 – スイカやキュウリのような爽やかな香り
  • 身の充実 – プリプリとした食感と旨味
  • 脂の乗り – 上品な脂が全体に行き渡る
  • 骨の硬さも絶妙 – 焼くとカリッと香ばしい

当店でも、この時期の鮎を一番のおすすめとしてお客様にご提供しています。根尾川の清流で育った鮎は、特に香りが素晴らしく、遠方からお越しいただくお客様も多数いらっしゃいます。🚗💨

晩夏から初秋(9月~10月)🍂

9月に入ると、鮎は産卵の準備を始めます。この時期の鮎は「落ち鮎」と呼ばれ、産卵のために下流域に移動します。身は少し痩せてきますが、卵を持った雌は「子持ち鮎」として珍重されます。

落ち鮎・子持ち鮎の特徴:

  • 🔸 雌は卵を持つ(プチプチとした食感が楽しめる)
  • 🔸 雄は白子を持つ(クリーミーな味わい)
  • 🔸 身は少し淡白になるが、内子・白子の旨味が絶品
  • 🔸 甘露煮や一夜干しに適している

🎣 根尾川の鮎が特別美味しい理由

清流の恵み 💎

根尾川は岐阜県を代表する清流の一つで、水質の良さは全国でもトップクラスです。この清らかな水で育った鮎は、臭みが全くなく、本来の鮎の香りと味わいを存分に楽しむことができます。

根尾川の特徴:

  • 🌊 透明度の高い清流
  • 🌊 適度な水温と流れ
  • 🌊 豊富な珪藻類(鮎の餌)
  • 🌊 汚染のない自然環境

伝統的なやな漁法 🎋

当店では、伝統的な「やな」を使った漁法で鮎を捕獲しています。この方法は鮎にストレスを与えず、鮮度を保ったまま捕獲できるため、最高品質の鮎をお客様にお届けできます。

🔥 旬の鮎を最高に美味しく食べる方法

基本の塩焼き 🧂

材料(4人分):

  • 新鮮な鮎 4尾
  • 粗塩 適量
  • 酢橘または すだち 4個

作り方:

  1. 下処理 🐟
    • 鮎のお腹を軽く押して、苦い内容物を取り除く
    • 水で軽く洗い、キッチンペーパーで水気を拭き取る
  2. 化粧塩
    • 鮎全体に粗塩をまぶし、特にヒレには多めに塩を付ける
    • 30分程度置いて、塩を馴染ませる
  3. 炭火焼き 🔥
    • 炭火を熾し、中火程度の火力にする
    • 鮎を串に刺し、皮目から焼き始める
    • 片面7-8分ずつ、じっくりと焼く
    • 皮がパリッと焼けたら完成!

ポイント:

  • 🔸 火力は中火が基本(強すぎると外が焦げて中が生焼け)
  • 🔸 串打ちは「踊り串」で見た目も美しく
  • 🔸 酢橘を絞って、爽やかな酸味と共に

鮎の天ぷら 🍤

若鮎の時期におすすめの調理法です!

材料(4人分):

  • 小ぶりな鮎 8尾
  • 天ぷら粉 100g
  • 冷水 120cc
  • 揚げ油 適量

作り方:

  1. 下処理
    • 鮎の内臓を取り除き、水洗いして水気を拭く
    • 軽く塩を振って10分ほど置く
  2. 衣作り
    • 天ぷら粉と冷水をさっくりと混ぜる(混ぜすぎ注意!)
    • 氷を少し加えて衣を冷やす
  3. 揚げる
    • 油を170℃に熱する
    • 鮎に衣をつけ、カラッと揚げる
    • 2-3分で美しい黄金色に

ポイント:

  • 🔸 衣は冷たく、混ぜすぎないのがコツ
  • 🔸 油の温度管理が重要
  • 🔸 天つゆまたは塩で召し上がれ

鮎めし 🍚

材料(4人分):

  • 米 3合
  • 鮎 4尾(塩焼きしたもの)
  • だし昆布 10cm
  • 酒 大さじ2
  • 薄口醤油 大さじ1
  • みつば 適量

作り方:

  1. 米の準備
    • 米を研いで30分浸水させる
    • だし昆布を入れて炊飯器にセット
  2. 鮎の準備
    • 塩焼きした鮎の身をほぐす
    • 骨を丁寧に取り除く
  3. 炊き込み
    • 酒と薄口醤油を加えて炊く
    • 炊き上がったら鮎の身を混ぜ込む
    • みつばを散らして完成

🏪 和亭での鮎料理のこだわり

朝獲れ新鮮な鮎 🌅

当店では、毎朝早朝からやなで捕獲した鮎のみを使用しています。朝獲れの鮎は身がプリプリで、鮎本来の香りと甘みを存分に味わっていただけます。

魚屋30年の目利き 👀

長年の経験で培った目利きにより、最高品質の鮎のみを選別しています。

選別のポイント:

  • 🔸 体表の輝きとツヤ
  • 🔸 腹の張り具合
  • 🔸 エラの色の鮮やかさ
  • 🔸 香りの強さ

備長炭での炭火焼き 🔥

鮎の塩焼きには備長炭を使用。遠赤外線効果で外はパリッと、中はジューシーに焼き上げます。この炭火焼きこそが、鮎本来の旨味を最大限に引き出す秘訣です。

🗓️ 2025年シーズンの鮎情報

7月の状況 📊

今年の7月は水温も適度で、鮎の成長も順調です。例年より少し大きめの鮎が捕れており、香りも申し分ありません。

現在の鮎の特徴:

  • 🔸 平均体長:23-25cm
  • 🔸 香り:非常に強い
  • 🔸 身の締まり:最高
  • 🔸 脂の乗り:適度で上品

8月の予想 🔮

8月に入ると、さらに鮎は充実してくると予想されます。お盆の時期は多くのお客様にお越しいただく繁忙期ですが、最高品質の鮎をご提供できるよう準備を整えています。

 

🎯 鮎の美味しさを見極める職人の技

朝の仕入れから始まる一日 🌅

魚屋として30年間培ってきた経験の中で、最も重要なのは鮎の目利きです。毎朝4時から始まる仕入れでは、以下のポイントを厳しくチェックしています。

鮎の鮮度を見極める5つのポイント:

  1. 目の澄み具合 👀 死後硬直前の新鮮な鮎は、目が澄んでいて輝きがあります。濁った目の鮎は鮮度が落ちている証拠です。
  2. エラの色 ❤️ 鮮やかな紅色のエラは新鮮さの証。茶色く変色していたり、粘液が多い場合は避けるべきです。
  3. 体表の輝き ✨ 健康な鮎は銀白色に輝き、ヌメリが適度にあります。乾燥していたり、くすんでいる鮎は品質が劣ります。
  4. 腹の張り 🐟 指で軽く押して弾力があり、凹まないものが良品です。ふにゃふにゃしている鮎は鮮度が落ちています。
  5. 香りの強さ 🌿 新鮮な鮎特有の爽やかな香り(スイカやキュウリのような)が強いほど、品質が高い証拠です。

季節による鮎の変化と調理法の使い分け 🗓️

6月~7月前半:成長期の鮎 🌿 この時期の鮎は香りが強くなり始め、身にも脂が乗ってきます。

  • 塩焼き:最も基本的で美味しい調理法
  • 背越し:薄く切った鮎を酢味噌で食べる夏の風物詩
  • 鮎飯:炊き込みご飯で鮎の香りを楽しむ
  • 鮎の釜飯:一人用の土鍋で香り豊かに

7月中旬~8月:最盛期の鮎 🏆 一年で最も美味しい時期の鮎は、どんな調理法でも絶品です。

  • 塩焼き:炭火でじっくり焼いた塩焼きは絶品
  • 田楽焼き:味噌を塗って香ばしく焼く
  • 鮎の一夜干し:旨味を凝縮させた保存法
  • 鮎そうめん:出汁に鮎の旨味を効かせた夏の一品

9月~10月:子持ち鮎の季節 🥚 産卵期の鮎は、卵や白子の美味しさが加わります。

  • 子持ち鮎の塩焼き:プチプチした卵の食感が楽しめる
  • 白子の天ぷら:クリーミーな白子は天ぷらが最高
  • 鮎の甘露煮:卵ごと柔らかく煮込んだ保存食
  • 鮎の南蛮漬け:酸味と甘みで食欲をそそる一品

🔥 炭火焼きへのこだわりと技術

備長炭を選ぶ理由 🌳

当店で使用している備長炭は、和歌山県産の最高級品です。備長炭を選ぶ理由は:

備長炭の特徴:

  • 🔸 高温・遠赤外線効果:表面はパリッと、内部はじっくり加熱
  • 🔸 煙が少ない:鮎本来の香りを邪魔しない
  • 🔸 長時間燃焼:安定した火力を維持
  • 🔸 火力調整が容易:炭の配置で細かな温度管理が可能

串打ちの技術「踊り串」 🎋

鮎の塩焼きで最も重要な技術の一つが串打ちです。当店では伝統的な「踊り串」という技法を使用しています。

踊り串の手順:

  1. 鮎の口から串を刺し、背骨に沿って進める
  2. 腹部で一度外に出し、再び刺し直す
  3. 尻尾近くで最終的に固定する
  4. 完成すると鮎が躍っているように見える

この技法により、鮎が反り返った美しい形で焼き上がり、見た目にも美しい一品となります。

火力と焼き時間の管理 ⏰

焼き方の基本手順:

  1. 強火で表面を固める(最初の2分間) 皮がパリッとするまで強火で焼き、旨味を閉じ込めます。
  2. 中火でじっくり焼く(片面6-8分) 内部まで熱を通すため、中火でゆっくりと焼きます。
  3. 弱火で仕上げ(最後の2分間) 焦げ付きを防ぎながら、全体を均一に加熱します。
  4. 余熱で完成 火から下ろしても余熱で調理は続くため、少し手前で止めるのがコツです。

 

🌊 根尾川の環境保護への取り組み

持続可能な漁業への参加 🌱

当店は単に鮎を提供するだけでなく、根尾川の環境保護にも積極的に取り組んでいます。

環境保護活動:

  • 🔸 稚鮎の放流:毎年春に地域と協力して稚鮎を放流
  • 🔸 川の清掃活動:月1回の河川清掃に参加
  • 🔸 水質調査:定期的な水質チェックで環境変化を監視
  • 🔸 漁獲制限:適切な資源管理で持続可能な漁業を実践

やな漁の文化継承 🏮

やな漁は1000年以上の歴史を持つ伝統的な漁法です。当店では以下の取り組みで文化継承に努めています。

文化継承活動:

  • 🔸 技術の伝承:若い世代への技術指導
  • 🔸 見学ツアー:観光客向けのやな漁体験
  • 🔸 学校教育:地元小学校での出前授業
  • 🔸 文献保存:古い漁法の記録と保存

🌟 最後に

鮎の旬は短く、その美味しさを味わえる期間は限られています。特に7月中旬から8月にかけての最盛期は、一年でわずか1ヶ月ほどしかありません。

この貴重な時期に、根尾川の清流で育った最高品質の鮎を、30年の経験を持つ職人が心を込めて調理いたします。都会の喧騒を離れ、緑豊かな自然の中で、日本の夏の味覚をお楽しみください。

皆さまのお越しを、スタッフ一同心よりお待ちしております!🙏


🍃 上長瀬やな 和亭(なごみてい) 🍃
〜 清流根尾川の恵みを、心を込めてお届けします 〜




🍃**上長瀬やな 和亭(なごみてい)**🍃
岐阜・根尾川の自然に囲まれた「やな」で、旬の鮎を炭火で。
魚屋一筋30年の目利きが選ぶ、極上の鮎料理をぜひご堪能ください。

📍岐阜県揖斐郡揖斐川町谷汲長瀬720
📞 ご予約・お問い合わせ:0585-55-2630
🕒 営業時間:平日 11:00~ / 土日祝 10:30~
🚗 大型駐車場完備 / PayPay対応

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