🏞️ 川の水の透明度で「鮎の豊漁」を予想する? ~昔の知恵と根尾川の鮎の話~

昔の人は、川の水の透明度を見て「今年は鮎がたくさん獲れそうかどうか」を予想していた――そんな昔ながらの知恵は、清流・根尾川ととても相性の良いお話です😊

上長瀬やな 和亭としても、「川の水の美しさ」と「鮎の味・漁の豊かさ」は切っても切れない関係だと、日々実感しています。


📝 はじめに:2025年度の営業終了と、川を見つめる私たちの視点

2025年度の営業も、たくさんのお客様にお越しいただき、本当にありがとうございました😊

今年も「鮎が苦手だったけれど、ここでは完食できました!」という声や、「子どもの頃に来た川遊びの思い出がよみがえりました」というお声をたくさんいただき、スタッフ一同とても励まされました。

和亭は、岐阜県揖斐川町・根尾川のほとりにある「やな」の鮎料理専門店です。 魚屋一筋30年の店主が、毎日のように川の水の色を見て、流れの速さを感じ、空気の匂いを確かめています。 その感覚は、昔の人が「川の水の透明度」で鮎の豊漁を占っていたのと、どこか通じるところがあると感じています。

2025年度の営業は終了し、2026年度は7月1日からの営業再開を予定しています

鮎のいない冬の根尾川を眺めながら、「来年の水の状態はどうだろう?」「どれくらい鮎が上ってきてくれるだろう?」と、静かなわくわくを胸に、準備を進めているところです。


🔍 昔の人は”川の水の透明度”で何を見ていたのか?

「川の水が澄んでいれば、鮎がよく獲れる」

そんな言い伝えは、日本各地の川に残っています。 鮎はとてもきれいな水を好む魚で、「清流の女王」「香魚」と呼ばれるほど、水質に敏感な生き物です。

昔の人が川の透明度から読み取っていたのは、単に「きれい・きたない」という見た目だけではありませんでした。 たとえば、こんなポイントを日常の中で感じ取っていたと言われています。

  • 🪨 水が澄んでいて、川底の石がはっきり見えるか
  • 🌿 川底の石に付いているコケ(藻)の状態がどうか
  • 🌊 川の流れが速すぎないか、濁りが続いていないか
  • 🌧️ 雨の後にどれくらいで水が澄んでくるか

鮎は石についたコケを食べて育つ魚です。 石がぬるぬるしていても、透明度が高く、嫌な臭いがしない状態であれば、「鮎にとって良いごはんがある川」と判断できます。 逆に、濁りがいつまでも取れない川や、生活排水などで泡立つような水は、鮎が住みづらい環境になってしまいます。

和亭のある根尾川でも、昔から地元の方々は、川の色の微妙な変化をよく見てこられました。

「今年は雪解け水が長くて、春先の水が冷たかったから、鮎の上りは少し遅いかもしれんね」 「この水の色なら、夏にはええ鮎が育つぞ」

そんな会話が、今でも地域の方々の間で交わされています。

私たちも毎朝、川を見てから一日が始まります。 「今日は水が少し多いな」「昨日の雨の影響が残っているな」といった小さな変化の積み重ねが、やがて「今年の鮎は脂の乗りがいい」「香りが少し控えめだけど身が締まっている」といった”味の傾向”として現れてくるのです。


💧 根尾川の水の透明度と鮎の味の関係

根尾川は、「清流の女王」と呼ばれる鮎が育つにふさわしい、美しい川として知られています。 なぜ、根尾川の鮎はおいしいのか。 その理由の一つが、水の透明度と、それを支える地形・水源の特徴です。

🌊 根尾川の透明度が教えてくれること

根尾川の水質は、鮎の「香り」「身の締まり」「脂の乗り」に大きく影響します。 透明度が高く、水が澄んでいる状態は、次のようなサインでもあります。

  • 🌿 川底の石に、鮎の好む良質な藻(コケ)が育っている
  • 💨 水の入れ替わりが適度にあり、よどみが少ない
  • 🏔️ 生活排水などの影響が少なく、自然に近い状態が保たれている

こうした条件がそろっていると、鮎特有の「スイカやキュウリのような香り」と表現される爽やかな香りがはっきりと感じられます。 逆に、透明度が落ちてくると、鮎の香りも弱くなり、身の味わいにも影響が出ることがあります。

実際、魚屋歴30年の店主は、仕入れの際にも水の状態をとても気にします。 同じ根尾川の鮎でも、「この場所のこの時期」「この水の状態」で獲れた鮎は香りが違う、という感覚があるのです。 川の透明度と鮎のクオリティは、現場にいるほど切実な問題として体感します。

🤝 昔の知恵と現代の感覚の”重なり”

昔の人は、科学的な水質検査の道具は持っていませんでした。 しかし、長年の経験から、「水がこう見えるときは魚の入りが良い」「この濁り方のときはしばらく漁を控えた方がいい」といった”肌感覚のデータ”を蓄積していました。

現代では、水温・溶存酸素・pHなど、さまざまな指標で水質を測ることができますが、川の透明度を一目見るだけでも、かなり多くの情報を読み取れます。 和亭でも、最新の情報と昔ながらの感覚を組み合わせながら、「今日の鮎」を見極めています。

その意味では、「川の水の透明度で鮎の豊漁を予想する」という昔の知恵は、今も形を変えて生き続けていると言えるかもしれません。


✨ 実際のエピソード:水の透明度で”当たり年”を感じた夏

ここで一つ、和亭で実際にあったエピソードをご紹介します😊

ある年のこと。 雪解けの時期が短く、春先から根尾川の水がスッと澄んで、川底の石がいつも以上にくっきりと見えていました。 地元の漁師さんや、長年通ってくださっているお客様の中には、その時点で「今年の鮎は当たり年かもしれんぞ」と話している方もいらっしゃいました。

その年の夏、実際に鮎が解禁になると―― 鮎の香りがとても強く、炭火で焼いているだけで、香ばしい香りがやな場全体にふわっと広がるほどでした。 焼き台の前に立つスタッフも、「いつもより香りが強いね」と口をそろえ、焼き上がりの姿も、皮はパリッと張りがあり、身はふっくらとした仕上がりになりました。

ご来店くださったお客様からも、

  • 🐟 「今まで食べた鮎の中で一番香りがいい!」
  • 🐟 「頭から尻尾まで、本当に丸ごとおいしいですね」

といったお声を、例年より多くいただきました。 あとになって振り返ると、「あの春先の透明度の高さ」が、すでに”当たり年の予告”だったのではないかと感じています。

もちろん、毎年同じようにいくわけではなく、雨の降り方や気温、上流の状況によっても、川の様子は大きく変わります。 それでも、「川をよく見る」というシンプルな行為は、今も昔も変わらず、鮎と付き合っていくうえで欠かせない習慣になっています。


👀 川の水の透明度から、お客様が楽しめるポイント

では、実際に根尾川を訪れたとき、お客様はどこに注目すると「昔の人の目線」を少し体験できるのでしょうか? 難しいことは抜きにして、こんなポイントを意識してみていただけると、鮎料理の味わいも変わってくるかもしれません😊

1️⃣ 川底の石がどれくらい見えるか

まずは、やな場や川辺に立って、水面をじっと見てみてください。 浅い場所だけでなく、少し深みになっているところの石がどれくらい見えるかをチェックしてみると、透明度の高さをより感じやすくなります。 根尾川では、条件の良い日には、かなり深いところまで石の輪郭が見えることもあります。

2️⃣ 石の表面の色と質感

次に、川底の石の色にも注目してみましょう。 鮎の餌になる藻が程よくついている石は、うっすらと緑や茶色がかって見えます。 ドロドロとした汚れではなく、サラッとした”コケのベール”のようなイメージです。

もし、川遊びができる状況であれば、足元の石をそっと持ち上げてみると、指でなでたときの感触で「良いコケかどうか」が少し分かります。 ヌルッとしていても嫌な臭いがしない、指先に心地よい抵抗が残るような石は、鮎にとってごちそうが乗った”ビュッフェテーブル”のような存在です🍽️

3️⃣ 雨の後の変化を見てみる

もし連泊されたり、午前と午後で2回川辺を歩けるようでしたら、「雨の後、どれくらいの時間で水が澄んでくるか」を見るのも面白いポイントです。 山からの水がきれいな川は、一時的に濁っても、比較的早く透明度が戻ることが多いです。 その回復の速さも、昔の人にとっては「この川はまだまだ元気だ」という判断材料だったのかもしれません。

こうした”川を見る視点”を少しだけ持っていただくと、テーブルに並ぶ鮎料理もまた違った表情で感じられます。 「この一匹は、さっき見たあの清流で育ったんだな」と思いながら味わっていただけると、私たちとしてもとてもうれしいです😄


🐟 和亭がお届けしたい「川と鮎の物語」

上長瀬やな 和亭は、ただ鮎をお出しするだけのお店ではなく、「川と人と鮎の物語」を一緒に味わっていただきたいと考えています。 その物語の中で、「川の水の透明度」はとても大切な主人公の一人です。

  • 💎 透明度の高い川だからこそ育つ、香り高い鮎
  • 🧓 水の状態から季節の移ろいを読み取る、地域の知恵
  • 🔗 昔の人の感覚と、現代の目利きの技術が出会う場所

こうした要素が重なり合って、やなの上に並ぶ一本一本の鮎が生まれています。 炭火でじっくり焼き上げた鮎の香りの奥には、清らかな根尾川の流れと、長年川を見つめてきた人々の眼差しが宿っています。


🗓️ 2026年度の営業について

2025年度の営業は終了いたしましたが、2026年度の営業は7月1日よりスタート予定です。

今年もたくさんの方にお越しいただき、本当にありがとうございました😄 また来年、より美しく、より豊かな表情を見せてくれる根尾川と、その恵みをいっぱいに受けた鮎を、皆さまと一緒に味わえることを心より楽しみにしております🌿✨



🍃**上長瀬やな 和亭(なごみてい)**🍃

2025年度の営業は終了いたしました
今年もたくさんの方にお越しいただき、誠にありがとうございました。
2026年度の営業は7月1日からとなります。来年もまたよろしくお願い致します😄


岐阜・根尾川の自然に囲まれた「やな」で、旬の鮎を炭火で。
魚屋一筋30年の目利きが選ぶ、極上の鮎料理をぜひご堪能ください。

📍岐阜県揖斐郡揖斐川町谷汲長瀬720
📞 ご予約・お問い合わせ:0585-55-2630
🕒 営業時間: 11:00~ 17:00 ラストオーダー16:30
🚗 大型駐車場完備 / PayPay対応

📲 公式LINE・Instagramで最新情報&お得なクーポン配信中!
👉 LINE:https://line.me/R/ti/p/@792nmhws
👉 Instagram:https://www.instagram.com/nagomitei.yana

 

 

 

About the Author

You may also like these