鮎漁の解禁日は、「勝手に誰かが決めている日」ではなく、法律・県のルール・漁協の判断・鮎の育ち具合が重なり合って決まる、とても慎重な日程です。
岐阜県揖斐川町・根尾川沿いの上長瀬やな 和亭としても、この解禁日の動きをしっかりとチェックしながら、営業開始日やコース内容を組み立てています。
今回は、地元で鮎料理を提供し続けてきた私たちの視点から、「鮎漁の解禁日」がどのように決まっているのか、そしてそれが皆さまの食卓にどうつながっているのかを、詳しくお伝えします。
🐟 鮎漁の解禁日ってそもそも何?
「解禁日(かいきんび)」とは、法律や規則で鮎を捕ってはいけない期間(禁漁期間)が終わり、「ここからこの方法なら鮎を捕っていいですよ」というスタートの合図の日のことです。
川によって「友釣りだけ解禁」「網漁もOK」など条件が違い、同じ鮎でも、地域ごとにかなり細かく決められています。
多くの方が「鮎の解禁=全国一斉に6月頃」とイメージされますが、実際には都道府県・河川・漁協によって解禁日はバラバラです。
たとえば岐阜県内だけを見ても、長良川、揖斐川、根尾川など、川ごと・区間ごとに解禁日が違い、釣り人の皆さんはこのスケジュールを見ながら「今年はどこから攻めようかな?」と計画を立てています。
💡 上長瀬やな 和亭から見た「解禁日」
私たちにとって、この「解禁日」は、根尾川に鮎が解き放たれ、夏の始まりを告げる大切な節目の日です。
川沿いを車で走っていると、早朝から釣り人さんの姿が一気に増え、「あ、今年もいよいよ鮎シーズンが来たな」と実感します 😊
毎年この時期になると、スタッフ一同、炭火焼きの準備や設備のメンテナンスに追われながらも、どこかワクワクした気持ちでいっぱいになります。
⚖️ 解禁日は誰がどうやって決めているの?
鮎漁の解禁日は、ざっくり言うと次の3つのレイヤーで決まります。
- 国の法律(漁業法など)
- 都道府県の「内水面漁業調整規則」
- 各河川を管轄する漁業協同組合(漁協)のルール
それぞれについて、詳しく見ていきましょう。
📜 1. まず土台になるのは「県の内水面漁業調整規則」
各都道府県には、川や湖などの「内水面」での漁業・遊漁に関するルールをまとめた**「内水面漁業調整規則」**があります。
ここでは、魚種ごとに「この期間は採ってはダメ」という禁止期間(=結果的に解禁の上限・下限)が定められています。
例えば他県の例ですが、「アユは1月1日〜5月31日は採捕禁止」といった具合に、シーズン前半が決められているケースがあります。
この「禁止期間」があるからこそ、逆に**「それ以外の期間なら、条件付きで採っていい」という解禁日設定が可能**になります。
つまり、県の規則が「解禁できる枠(期間の外枠)」を作っているイメージです。
🏛️ 2. そのうえで、具体的な日付を決めるのが「漁協」
解禁日の具体的な日付は、多くの場合、その川を管理している漁業協同組合(漁協)が決めます。
岐阜県内の鮎釣り情報をまとめた一覧を見ても、「解禁日は漁協ごとに違う」ことがよくわかります。
岐阜県の例
- 根尾川筋漁業協同組合(根尾川):同じ根尾川でも区域ごとに5月11日、6月1日、6月22日など段階的に解禁日を設定
- 揖斐川上流漁業協同組合(揖斐川):6月20日予定(総会で決定)
- 長良川漁業協同組合(長良川):5月11日解禁
- 板取川上流漁業協同組合(板取川):5月31日
- 高原川漁業協同組合(高原川):7月5日予定で、鮎の生育を見て決定
このように、同じ県内でも川や漁協によって解禁日が大きく異なります。
🔍 漁協が考慮しているポイント
漁協は、次のようなポイントを考えながら解禁日を決めています。
- 県の規則で決められた禁止期間
- 鮎の成長具合(体長や数)
- 放流した鮎の定着状況
- 川の水温や水量、雪解けの状況
- 地域の観光・イベントとの兼ね合い
根尾川も例外ではなく、解禁前には漁協さんたちが川の様子を見ながら、「今年は雪解けが早いから少し早めでもいけそう」「水が少ないから無理に早く解禁すると魚が育たない」など、毎年かなり真剣な話し合いをされています。
私たち上長瀬やな 和亭も、地元の漁協さんとは長いお付き合いがあり、その年の川の状況や鮎の様子について情報交換をさせていただいています。
🌱 3. 生育状況で解禁日が前後することも
一部の河川では、「アユの生育状況を見て解禁日を決定する」と明記されているところもあります。
高原川漁協などは、鮎の成長に合わせて解禁日を調整する方針を示しており、「毎年この日」と固定ではないケースもあるのです。
この柔軟さは、資源を守りながら、釣り人にも良いコンディションの鮎を楽しんでもらうための工夫と言えます。
上長瀬やな 和亭としても、「無理に早く解禁して小さい鮎ばかりになるより、しっかり育った香りの良い鮎を楽しんでいただきたい」という思いは同じです。
📅 地域・川ごとにこんなに違う!解禁日のリアル
「解禁日は漁協が決める」と聞くと、なんだか遠い世界の話に聞こえるかもしれませんが、実際のスケジュールを眺めると、その違いがとても分かりやすいです。
🗾 岐阜県の鮎解禁の傾向
岐阜県内の鮎友釣り解禁情報をまとめているサイトを見ると、川や漁協ごとに様々な解禁日が並んでいます。
この一覧を見ていると、同じ県内でも、
- 比較的温暖で水温が上がりやすいところは、5月〜6月上旬に解禁
- 山間部で水温が低い川は、6月下旬〜7月とやや遅め
という傾向が見えてきます。
これは、鮎の成長スピードが水温に大きく影響されるためです。水温が高い川では鮎が早く育ち、寒い川では成長に時間がかかります。
🌊 根尾川と「やな」の関係
根尾川は、水の透明度が高く、「鮎が育つきれいな川」の代表格のひとつとされます。
鮎は一年魚で、初夏から秋まで一気に成長し、産卵して一生を終える魚ですので、その短いサイクルの中で「いつ解禁するか」は、味やサイズにも直結します。
- あまり早く解禁しすぎると、体が小さく、香りもまだ弱い
- 遅すぎると、数を楽しめる時期が短くなってしまう
このバランスを取るために、根尾川でも区域ごとに段階的な解禁日が設けられています。
上長瀬やな 和亭としては、「釣り人さんが楽しんだ鮎」と「やなで捕れた鮎」の両方が最高の状態になるよう、このスケジュールを意識しながら、コースや仕入れのタイミングを調整しています。
🐟 なぜそんなに慎重なの?資源保護と味のベストタイミング
鮎漁の解禁日が慎重に決められている一番の理由は、**「資源を守りながら、毎年おいしい鮎を楽しんでもらうため」**です。
⏰ 鮎は一年魚だからこそ「タイミング勝負」
鮎は多くが1年で一生を終える**「一年魚」**です。
春に川を遡上し、夏にぐんぐん成長し、秋にかけて成熟、やがて産卵してその命を終えます。
この短いサイクルの中で、
- 「小さすぎるうち」に取りすぎれば、その年の成長前に数が減る
- 「成熟しきる前」に乱獲すると、産卵数も減り翌年の資源にも影響
といったリスクが出てきます。
そのため、
- 禁漁期間で産卵と稚魚の成長を守る
- 解禁時期を調整して、ある程度育ったタイミングで漁をスタートする
という考え方が、全国の内水面漁業の基本になっています。
📊 漁協が見ている「数字」の話
漁協は、毎年鮎を放流して資源を増やしていますが、その際、
- どれくらい放流すると、釣り人1人あたり何匹くらい楽しめるか
- 解禁日をいつにすると、最も満足度が高いか
といったデータも参考にしています。
水産庁の資料などにも、「年券購入者1人あたり200匹以上の放流尾数が必要」といった目安が示されており、放流尾数・解禁日・釣り人の数が一体となって検討されています。
上長瀬やな 和亭としても、「たくさんの方に鮎を楽しんでほしい」という思いは同じですが、やはり無理な漁はできません。
根尾川の鮎を長く楽しむために、解禁日や漁期のルールを守りながら、「その時期に一番おいしい鮎」をお出しすることを大切にしています。
👨🍳 上長瀬やな 和亭ならではの「解禁日」の迎え方
ここからは、私たちが毎年どのように鮎シーズンを迎えているか、もう少し詳しくお話しします。
🌅 解禁日前夜の緊張感
解禁日が近づくと、私たちスタッフの間でも「今年の鮎はどうかな」という話題で持ちきりになります。
長年この仕事に携わっていると、
- 「今年は冬が寒かったから、雪解け水が多くて川が冷たいな」
- 「春先の雨が少なかったから、水量が心配だ」
といった季節の変化を肌で感じるようになります。
漁協の方々と同じように、私たちも川の状態を見ながら「今年はいつ頃から本格的においしい鮎が食べられそうか」を予測しています。
🔥 炭火焼きへのこだわり
上長瀬やな 和亭では、鮎の炭火焼きにこだわっています。
炭火で焼くことで、鮎の皮がパリッと香ばしく焼き上がり、身はふっくらとジューシーに仕上がります。
解禁日が近づくと、
- 炭の仕入れ先の確認
- 焼き台の点検と清掃
- 火加減の確認テスト
など、万全の準備を整えます。
鮎は繊細な魚なので、火加減ひとつで味が大きく変わります。長年の経験を活かしながら、その年の鮎に合わせた焼き方を心がけています。
🍽️ お客様の声が励みに
毎年、多くのお客様から「ここの鮎は本当においしい」「毎年楽しみにしている」というお声をいただきます。
中には、20年以上通ってくださっている常連のお客様もいらっしゃいます。
「今年も来たよ」「孫を連れてきたんだ」という言葉を聞くと、私たちも「今年もいい鮎をお出ししなければ」と身が引き締まる思いです。
解禁日は、そうしたお客様との**「再会の約束」を果たすスタートライン**でもあるのです。
🎣 鮎釣りを楽しむ方へ
鮎シーズンになると、上長瀬やな 和亭には、釣りを楽しんだ後に立ち寄ってくださる方も多くいらっしゃいます。
「今日は○匹釣れた!」と嬉しそうに報告してくださる姿を見ると、こちらまで嬉しくなります。
📍 根尾川での鮎釣りポイント
根尾川は、
- 水の透明度が高い
- 適度な流れがある
- 鮎が好む石が多い
といった特徴があり、鮎釣りに適した環境が整っています。
解禁日の情報は、根尾川筋漁業協同組合や岐阜県の内水面漁業関連のサイトで確認できますので、お出かけ前にぜひチェックしてみてください。
🏠 釣りの後は和亭でひと休み
釣りで疲れた体を癒しながら、プロが焼いた鮎の味を楽しんでみてはいかがでしょうか?
自分で釣った鮎とはまた違う、熟練の技で焼き上げた鮎の味わいをお楽しみいただけます。
🌿 根尾川の自然と「やな」文化
「やな」とは?
「やな」とは、川に竹や木で作った仕掛けを設置し、流れてくる鮎を捕まえる伝統的な漁法です。
上長瀬やな 和亭では、この伝統的な「やな」の仕掛けを間近で見ながら、新鮮な鮎料理を楽しんでいただけます。
川のせせらぎを聞きながら、自然の中で味わう鮎は格別です。
🏔️ 根尾川の魅力
根尾川は、岐阜県の山間部を流れる清流で、
- 透明度の高い水
- 豊かな自然環境
- 四季折々の美しい景色
が魅力です。
春は桜、夏は新緑と鮎、秋は紅葉と、一年を通じて楽しめる場所です。
鮎シーズンに合わせて、ぜひ根尾川の自然も一緒に楽しんでいただければと思います。
📝 まとめ:解禁日を知ると、鮎がもっとおいしくなる
ここまで見てきたように、鮎漁の解禁日は、
- 県の内水面漁業調整規則で決められた禁止期間
- 漁協による鮎の成長・放流状況・水量などのチェック
- 資源保護と観光・遊漁のバランス
といった要素を踏まえて決められています。
根尾川でも、区域ごとの解禁日や鮎の状態を見ながら、釣り人の皆さんと地域のお店が、鮎シーズンを一緒に作り上げているのです。
上長瀬やな 和亭では、こうした流れをふまえたうえで、
- 🔥 いちばんおいしい時期の鮎を炭火で香ばしく焼き上げること
- 🌊 根尾川の自然と、伝統の「やな」文化を一緒に楽しんでいただくこと
を大切にしています。
「鮎漁の解禁日ってどう決まるの?」と気になった方は、ぜひその年の解禁情報をチェックしつつ、根尾川の清流とともに、鮎の季節を感じにいらしてくださいね 🌿

🍃**上長瀬やな 和亭(なごみてい)**🍃
岐阜・根尾川の自然に囲まれた「やな」で、旬の鮎を炭火で。
魚屋一筋30年の目利きが選ぶ、極上の鮎料理をぜひご堪能ください。
📍岐阜県揖斐郡揖斐川町谷汲長瀬720
📞 ご予約・お問い合わせ:0585-55-2630
🕒 営業時間: 11:00~ 17:00 ラストオーダー16:30
🚗 大型駐車場完備 / PayPay対応
📲 公式LINE・Instagramで最新情報&お得なクーポン配信中!
👉 LINE:https://line.me/R/ti/p/@792nmhws
👉 Instagram:https://www.instagram.com/nagomitei.yana

