こんにちは!岐阜県揖斐川町・根尾川のほとり「上長瀬やな 和亭(なごみてい)」です😊 この記事では、「やなって、本当に川をきれいにしているの?」という素朴な疑問にお答えしながら、川の浄化作用と、根尾川の自然のしくみについてお話していきます🐟🌊
はじめに:「やな」はただの漁場ではなく、川と共に生きる知恵です 🌿
「やな」と聞くと、多くの方は「鮎をとるための仕掛け」「夏のレジャースポット」というイメージを持たれるかもしれません😊 でも実は、「やな」は川と人との長い付き合いの中で生まれた、自然と共存するための知恵のかたまりでもあります。
岐阜県揖斐川町を流れる根尾川沿いにある当店「上長瀬やな 和亭」も、清流の恵みをいただきながら営業しているお店です。 私たちは、鮎料理を提供するだけでなく、「やな」という伝統漁法の意味や、川が本来持っている浄化作用のすごさも、できるだけ分かりやすくお伝えしたいと思っています。
お客様から実際によく聞かれる質問 🙋
シーズン中、お客様からこんな質問をいただくことがあります。
- 「やなって、川をせき止めてるけど、環境に悪くないの?」
- 「竹をたくさん並べてあるけど、水はちゃんと流れてるの?」
- 「やなって、川のお掃除をしてるって聞いたことあるけど、本当?」
こうした疑問はとても自然なものですし、川の環境に関心を持ってくださっている証拠でもあります😊 そこで本記事では、「やなは天然のフィルター?」というテーマで、川の浄化作用とやなの関係を、やさしく解説していきます🐟
「やな」ってどんな仕組み?竹だけで作る天然の魚取り機 🐟
まずは、「やな」そのものの仕組みから見ていきましょう。 やなは、川の流れをせき止めるダムのようなものではなく、水を流しながら魚だけをやさしく受け止める仕掛けです。
竹と木でつくる、シンプルだけど奥深い構造 🎋
やなの基本的な構造は、とてもシンプルです。
- 川の流れの一部を利用して、竹や木を斜めに組む
- 水はすき間からスーッと流れていく
- 流れてきた鮎が、その竹の床の上に乗ってくる
大切なのは、「水の流れを止めないこと」です。 当店のある根尾川でも、竹をびっしり詰めて堰き止めるのではなく、水がきれいに流れ続けるように角度や間隔を調整しながら設置しています。
自然の力を借りて魚を迎えにいく漁法 🌊
やな漁は、網で追いかけたり、大きな機械を使ったりするわけではありません。 川の流れそのものを利用して、上流から下ってくる鮎を「お迎えする」というイメージに近い漁法です。
お子さま連れのお客様には、こんなふうにお話しすることが多いです。
「やなはね、魚を”追いかける”んじゃなくて、”待っている”んですよ😊 流れてきた魚が『あれ?ここ何かあるぞ』って、竹の上に乗ってくるんです。」
この「待つ漁法」であることが、川への負担を小さくし、自然との共存を支えるポイントになっています🐟
川は自分でキレイになる?「浄化作用」の基本をやさしく解説 🌊
「やなが天然のフィルター?」という話をする前に、そもそも川にはどんな浄化作用があるのかを、かんたんに整理してみましょう。
川の浄化作用ってなに? 💧
川の浄化作用とは、簡単に言うと「川が自分の力で水をきれいに保とうとする仕組み」のことです。 自然の川には、目に見えないたくさんの”お掃除役”がいます。
代表的なお掃除役は、次のとおりです。
- 🪨 川底の砂利や石
- 🌿 水中や石の表面に付く藻(も)や苔(こけ)
- 🦠 バクテリアなどの微生物
- 🐛 川底にすむ小さな生き物(虫の幼虫など)
これらが一緒になって、流れてくる汚れを分解したり、取り込んだりしてくれているのです。
根尾川が「清流」と呼ばれる理由 ✨
当店の目の前を流れる根尾川は、澄んだ水と豊かな自然環境が残る川として知られています。 鮎はきれいな川にしか住めない魚ですから、鮎がたくさんいるということは、それだけ水質が良い証拠でもあります🐟
根尾川の水は、
- 川底の石がよく見える
- 水の流れが速すぎず、よどみも少ない
- 藻や水草が適度に育っている
といった特徴があり、鮎にとっても、川のお掃除役である微生物にとっても、とても住みやすい環境になっています。
具体例:雨の後、川はどう変わる? 🌧️
大雨のあと、川がいったん濁ることがありますよね。 でも数日たつと、また透明度が戻ってくることが多いはずです。
これは、川の浄化作用が働いている証拠です。
- 流れの中で泥が少しずつ沈んでいく
- 川底の砂利や石のすき間に泥が入り込み、微生物が分解を進める
- 時間とともに、水が再びクリアになっていく
根尾川も、雨の後しばらくは濁ることがありますが、そのあとの回復力の高さには、私たちもいつも驚かされます🌈
「やな」は天然のフィルター?川のゴミと流木の行方 🍃
ここからいよいよ、「やな」と「浄化作用」の関係に迫っていきます。 結論からお伝えすると、「やな=川の水をろ過するフィルター」ではありませんが、「川のゴミを一時的に受け止める役割」があるのは事実です。
やながキャッチしてくれるもの 🧹
やなは、川を流れてくるものの中でも、特に「大きめのもの」を受け止める役割を果たします。
例えば…
- 🪵 流木(大きな枝や丸太)
- 🌿 草木の束
- 🧴 ペットボトルや空き缶などのゴミ
- 🛍️ ビニール袋や発泡スチロール片
自然由来のものも、人間が出したゴミも、川を流れていくうちに、やなの竹に引っかかることがあります。
実際、シーズン中の朝、私たちが一番最初に行う仕事のひとつが「やなに引っかかったゴミや流木の回収」です。 これは見栄えのためだけでなく、川を少しでもきれいに保つための大切な作業だと思っています🍀
フィルターというより「網戸」に近いイメージ 🪟
「やな=フィルター」と聞くと、飲料水用の浄水フィルターのように、細かいゴミや泥、目に見えない汚れまで全部取り除いてくれるイメージを持ってしまいがちです。 しかし、やなが受け止められるのは、あくまで「目に見える大きさのもの」が中心です。
イメージとしては、おうちの「網戸」に近いかもしれません😊
- 大量の空気(=川の水)は通す
- 大きな虫やゴミ(=流木やペットボトル)は通さない
- けれど、細かいホコリや花粉までは完全に止められない
このように、「やな」は川の水そのものを浄水する装置ではありませんが、川を流れてきたゴミをキャッチして、人の手で回収するきっかけを作ってくれる存在と言えます🌊
実際のエピソード:台風明けの早朝 🌀
ある年、台風が通過した数日後の早朝。 根尾川の水位はすでに落ち着きつつありましたが、上流からはまだたくさんの枝や落ち葉が流れてきていました。
やな場に行くと…
- 竹の手前には大きな流木がいくつも引っかかっている
- そのすき間に、ペットボトルや空き缶がいくつも挟まっている
- ビニール袋が枝に絡みついて、ひらひらしている
スタッフ総出で、長い竿や手作業で回収していきました。 このとき、「もしやながなかったら、これらのゴミはもっと下流まで流れていってしまうんだろうな…」と実感したのを覚えています。
ですから、「やなは川の大きなゴミをひっかける”天然の網”としての役割も持っている」と言っていいと思います🍃
では、水はどうキレイになる?流れ・石・生き物の連携プレー 🐟
「やなが大きなゴミを受け止めるなら、細かい汚れはどうなるの?」と気になる方も多いと思います。 ここからは、川本来の浄化メカニズムと、根尾川の環境の特徴について、もう少し踏み込んでお話しします。
流れそのものが、よどみを減らす 💨
まず大事なのは「流れ続けていること」です。 水が動いていると、よどんだ場所に比べて、汚れが一箇所にたまりにくくなります。
根尾川は、
- 激流すぎず、ゆるすぎず、ほどよい流速がある
- カーブや岩場が適度にあり、水がかきまぜられる
- 流れの速いところ・ゆるいところがバランスよく存在する
といった特徴を持っています。 これにより、酸素をたっぷり含んだ水が絶えず流れ込み、微生物も元気に活動できる環境が整っているのです。
石・砂利・川底の「表面」が大活躍 🪨
川底の石や砂利の表面には、目では見えないほど小さな膜のようなもの(バイオフィルム)が付着しています。 ここには、たくさんの微生物が住みついていて、流れてきた有機物(エサ)を分解してくれています。
やなの周辺でも、竹の表面や川底の石に、同じように微生物が住みついています。 つまり、川底全体が「巨大なろ過フィルター」のような働きをしているわけです。
藻や水草も「天然の浄水装置」 🌱
鮎は川底の石についた藻を主食にしていますが、実はこの藻も、川の浄化に一役買っています。
- 光合成により、二酸化炭素を消費し酸素を供給
- 川の中の栄養分を取り込み、増えすぎた栄養を調整
鮎はこの藻を食べることで、結果として藻の増えすぎを防ぎ、川のバランスも保たれています。 「鮎がいる川はきれい」と言われるのは、水質だけでなく、こうしたバランスが保たれている証でもあります🐟
「やな」と環境への配慮:自然と人が共に生きるために 🌱
「やなは川に負担をかけないの?」というご質問もよくいただきます。 当店としても、根尾川の恵みをいただいているからこそ、環境への配慮は欠かせないテーマです。
期間限定・取り外し可能な仕組み 📅
やなは、年間を通してずっと設置されているわけではありません。 シーズンが終われば、竹や木の仕掛けは取り外し、川は元の姿に戻ります。
- 営業期間中のみ設置
- 使う素材は主に竹や木など、自然由来のもの
- シーズン終了後は解体し、川の流れを妨げない
こうした形で、川への負担をできるだけ小さくしながら、伝統漁法を守り続けています。
日々の「ひと手間」が川を守る 🤲
先ほどお話ししたように、やなには上流から流れてきたゴミが引っかかります。 私たちは、営業準備の一環として、これらを毎日のように回収しています。
お客様に気持ちよく過ごしていただくためというのはもちろんですが、同時に、
- 川に流れ続けるはずだったゴミを、ここで止める
- 下流域やさらに先の環境への影響を、少しでも減らす
という意味もあると考えています。 「やな」はただ魚をとるだけでなく、人の手による”最後のフィルター”の役割を果たす場所にもなっているのです🍀
初めての方へ:やなを楽しみながら、川の浄化作用にも目を向けてみませんか?😊
最後に、「やなって環境にやさしいの?」「自分にも何かできることはある?」と感じている方へのメッセージをお届けします。
やな体験は「学びの場」にもなります 📖
ご家族連れでご来店されたお客様からは、
「子どもが、川のゴミを見て『どうしてこんなものが流れてくるの?』と聞いてきて、環境の話をするきっかけになりました」
という声をいただくことがあります。
やな場で実際に川を眺めていると、
- 流れてきた葉っぱや枝が、竹に乗っていく様子
- 小さな魚がすばやく泳ぎ回る姿
- 雨の後と晴れた日の水の色の違い
など、教科書ではなかなか感じ取れない「生きた自然の授業」を体験することができます。
川を守るために、私たちができる小さなこと 🌍
川の浄化作用はとても頼もしいものですが、「全部自然まかせで大丈夫」というわけではありません。 人間が出したゴミや、過剰な汚れは、どうしても自然の回復力を超えてしまうことがあります。
だからこそ、
- 🚯 川辺でゴミを捨てない
- 🏕️ キャンプやバーベキューのあとは、しっかり片付ける
- 💧 雨どい・側溝から川へ流れていくものにも意識を向ける
といった小さな行動が、とても大切になってきます。
当店としても、「やな」という場を通じて、川の恵みのありがたさや、自然と共に生きる知恵を、これからもお伝えしていきたいと思っています🌊
おわりに:根尾川と「やな」が教えてくれること 🐟✨
「やなは天然のフィルター?」という問いに対する答えを、あらためてまとめると、
- やなは、水そのものを細かくろ過するフィルターではない
- けれど、大きなゴミや流木を受け止める”天然の網”のような役割がある
- 川の本当の浄化装置は、流れ・石・微生物・藻・生き物たちの連携プレー
- やなは、その途中で人が手を添えて、川を守るきっかけをつくる場所
と言えるかもしれません。
根尾川の清流と、そこに生きる鮎、そして「やな」という知恵。 そのすべてがつながっているからこそ、私たちはおいしい鮎料理をお届けすることができますし、お客様にも特別な時間を過ごしていただけるのだと思っています🐟✨
2026年度の営業は7月1日からを予定しております。 ぜひ、根尾川の自然と「やな」の世界を体験しに、上長瀬やな 和亭へお越しください😊

🍃**上長瀬やな 和亭(なごみてい)**🍃
岐阜・根尾川の自然に囲まれた「やな」で、旬の鮎を炭火で。
魚屋一筋30年の目利きが選ぶ、極上の鮎料理をぜひご堪能ください。
📍岐阜県揖斐郡揖斐川町谷汲長瀬720
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