「やな漁」ってどんな漁?基本をわかりやすく解説
「やな漁(簗漁)」は、川の流れに竹や木を組んで仕掛けをつくり、流れに乗って下ってくる鮎などの川魚を受け止めて獲る漁法です。 網や釣り竿で追いかけるのではなく、「魚が通る道」に”待ち構える”のが大きな特徴です。
やな漁のイメージを、初めての方にもわかりやすくまとめると、このような感じです。
- 川の流れを横切るように、竹や木で「堰(せき)」を組む
- その堰の一部に、魚が流れ込む「すのこ状の床」や「落とし口」をつくる
- 上流から下ってきた鮎が、そのまま「やな」に乗り上げたり、受け箱に落ちたりして獲れる
つまり、川の真ん中に「魚の通り道+すべり台+魚取り機」が一体になったような仕掛けをつくるイメージです😊
当店「上長瀬やな 和亭(なごみてい)」のある根尾川も、この伝統的なやな漁が受け継がれてきた場所です。 毎年、鮎のシーズンになると、川の表情とともに「やな」の姿も変わっていきます。
竹だけで作る「天然の魚取り機」やなの仕組み🪵
やな漁の魅力の一つは、「ほとんどを自然素材だけで作る」という点です。 根尾川のやなも、基本は竹と木を組み合わせた昔ながらのスタイルで、川の力と自然の知恵を借りながら成り立っています。
やなの主なパーツ構成
やなをもう少し詳しく分解すると、こんな要素でできています。
- 堰(せき):川の流れを一部せき止めて方向を変える土台部分
- 簗(やな)床:竹をすき間なく並べた、魚が乗り上げる「床」部分
- 落とし口・受け枡:魚が落ちて溜まる箱や枡(ます)の部分
- 支柱・補強材:流れに負けないように支える骨組み部分
とくに簗床は、竹の角度やすき間の空き具合がとても重要です。 角度が急すぎると魚が止まらずに跳ね返ってしまいますし、緩すぎると魚が引っかからずに逃げてしまいます。
「上長瀬やな」でも、毎シーズン、職人たちが川の水位や流れの速さを見ながら、細かく角度や位置を調整しています。 長年、根尾川と向き合ってきたからこそわかる”ちょうどいい流れ”を読むことが、やな漁の腕の見せどころです🔥
実際に川で見てみると…
初めてお越しになるお客様からは、こんなお声をよくいただきます。
「もっと小さな仕掛けを想像していたけれど、思ったよりスケールが大きくてびっくりしました!」
実際、やなは川幅いっぱいに広がることもあり、”川全体を使った漁場”といっても大げさではありません。 水しぶきとともに、鮎がキラッと光りながら簗床に乗り上がる瞬間は、大人の方も思わず歓声を上げてしまう迫力があります😄
どうやって魚を獲る?やな漁の流れと季節⛲
やな漁は、一年中できるわけではありません。 鮎の習性や川の水位、雨量など、さまざまな条件がそろってはじめて本領を発揮する漁法です。
鮎の一生とやな漁の関係
鮎は「一年魚」と呼ばれるように、およそ一年でその一生を終えます。 秋に卵を産み、ふ化した稚魚は川を下って海や河口付近で冬を過ごし、春になると再び川をさかのぼってきます。
- 初夏(若鮎の時期):身がやわらかく、爽やかな香り
- 真夏(成長期):ほどよい脂と香りのバランスが楽しめる
- 秋(落ち鮎):産卵前で脂がのり、コクのある味わい
このうち、やな漁がいちばん活躍するのは、川を下りはじめる「落ち鮎」の季節です。 上流から下流へと移動する鮎の動きと、川の流れを利用するやなの仕組みが、もっともぴったりかみ合う時期といえます🍂
やな漁の一日の流れ
根尾川の「上長瀬やな」を例に、やな漁の一日の流れをイメージしてみましょう。
- 朝:水位や流れを確認し、簗の状態をチェック
- 日中:魚の動きを見ながら、落ち枡や仕掛けの微調整
- 夕方:その日にかかった鮎の状態を確認し、選別・管理
魚屋歴30年の店主の目で、一尾一尾の鮎の状態を見極めながら、その日の炭火焼やコース料理に使う鮎を選んでいきます。 単に「たくさん獲れた」だけではなく、「いちばん良い状態の鮎をお客様にお出しできるか」を常に考えるのが、やな漁と料理人の両方を知る者のこだわりです🐟✨
昔の人は「やな漁」でどう暮らしてきた?歴史と文化の物語📜
やな漁は、ただの漁の方法ではなく、「川とともに生きてきた人々の知恵と暮らし」がぎゅっと詰まった文化でもあります。 岐阜県は「鮎料理の聖地」とも呼ばれ、やなは地域の生活や行事と深く結びついてきました。
川とともにある暮らし
昔の人にとって、川は「水の供給源」であり「交通の道」であり、そして「食料庫」でもありました。 その中で、やな漁は次のような役割を果たしてきました。
- 季節ごとのタンパク源を安定して確保する手段
- 川の状態(増水・渇水・水質)を知る”目安”
- 村人が集まるコミュニケーションの場
やなに鮎がよくかかる年は、「今年の川は元気だ」「山の雪解け水がいい」といった会話が交わされ、自然の変化を感じ取る”センサー”のような存在でもあったのです。
当店の周辺でも、「子どものころ、親に連れられてやなを見に来た」というお客様が、大人になってご家族を連れて来てくださることがよくあります。 世代を超えて語り継がれる思い出に、やな漁がそっと寄り添っていることを感じる瞬間です😊
昔の「やな料理」と現代のアレンジ
昔から、やなで獲れた鮎は、シンプルな塩焼きや味噌焼き、甘露煮などにして食べられてきました。 調味料が貴重だった時代は、塩だけで素材の味を引き出す技がとても大切で、いま当店でお出ししている炭火焼鮎にも、その精神が受け継がれています。
上長瀬やな 和亭では、伝統的な塩焼きに加えて、
- 頭から尻尾まで丸ごと楽しめる炭火焼
- 最後まで体をいたわる鮎雑炊
- 骨まで味わう骨酒
など、昔ながらの知恵を現代の食卓にも合う形でアレンジし、「やな漁の恵みを余すことなく味わっていただく」ことを大切にしています🍚🍶
「やな漁」を体験すると何が楽しい?見て・学んで・味わう根尾川時間✨
「やな漁」の話を聞いて、 「実際に行ってみると、どんな楽しみがあるの?」 と気になっている方も多いかもしれません。そんな方に向けて、当店から”やな体験の楽しみ方”をお伝えします🎣
① まずは「見て」楽しむ
やな漁の醍醐味は、やはり目の前で川の流れとやなの動きを見ることです。
- 竹をかすめる水の音
- きらめく水しぶき
- 鮎がすばやく泳ぐ姿
これらが一体となって、「あ、ここは川と人が一緒に生きている場所なんだ」と感じていただけるはずです。 お子さま連れのお客様からは、「普段は画面の中でしか見ない魚を、目の前で見られて感動した」というお声もよくいただきます👨👩👧
② 次に「学んで」深く知る
当店のブログや店内のご案内では、
- 鮎は一年しか生きない「一年魚」であること
- きれいな水にしか住めない「清流の女王」と呼ばれる理由
- 根尾川の水質が、鮎の香りや身質にどう影響するか
といったことを、魚屋歴30年の店主の視点でわかりやすく紹介しています。 やな漁の仕組みや鮎の生態を知ることで、一皿の鮎料理が「ただおいしい」から「物語ごと味わえる」一品へと変わっていきます📖
③ そして「味わって」体感する
やな漁で育まれた鮎の魅力を、一番感じていただけるのが「炭火焼」の瞬間です。
- 遠赤外線でじっくり火を通すことで、外はパリッ、中はふっくら
- “化粧塩”で見た目も美しく、香りも引き立つ
- 串の打ち方や焼き加減で味が変わる職人技
すべてが合わさって、頭から尻尾まで丸ごと食べられる一尾が生まれます。 「鮎が苦手だったのに、ここでは完食しました!」というお声をいただくたび、やな漁と根尾川の力、そして炭火の魔法をあらためて感じています✨
ご家族・グループでのお越しも大歓迎です👨👩👧👦
「上長瀬やな 和亭」では、お子さま連れのご家族から、ご友人同士のグループ、会社の懇親会まで、幅広いお客様にお越しいただいています。
川のせせらぎを聞きながらいただく鮎料理は、日常の喧騒を忘れさせてくれる特別なひとときです。夏の暑い日でも、川沿いは涼しい風が吹き抜け、自然のクーラーのような心地よさを感じていただけます🌿
「子どもに本物の自然体験をさせたい」 「いつもと違う場所で、ゆっくり食事を楽しみたい」 「鮎の本当のおいしさを知りたい」
そんな想いをお持ちの方に、ぜひ足を運んでいただきたい場所です。 根尾川の清流と、受け継がれてきたやな漁の文化、そして心を込めた鮎料理で、皆さまをお迎えいたします🏞️
まとめ:根尾川の「やな漁」を、五感で楽しみに来てください🎣🌊
「やな漁」は、竹と木で作るシンプルな仕掛けでありながら、そこには川の流れ、鮎の一生、人々の暮らしがぎゅっと詰まった伝統の知恵が息づいています。 岐阜県揖斐川町・根尾川の「上長瀬やな 和亭」では、そのやな漁の文化を、見て・学んで・味わえる場所として、これからも大切に守り続けていきます。
- 川の上できらめく「やな」の風景
- 清流が育む香り高い鮎
- 炭火焼や鮎雑炊など、旬を丸ごと味わう料理
どれも、ここ根尾川だからこそ体験していただける時間です。 「やな漁ってどんな漁?」と気になったその一歩を、ぜひ実際の”やな”と鮎料理で確かめにいらしてください。スタッフ一同、皆さまのお越しを心よりお待ちしております😊🐟

🍃**上長瀬やな 和亭(なごみてい)**🍃
岐阜・根尾川の自然に囲まれた「やな」で、旬の鮎を炭火で。
魚屋一筋30年の目利きが選ぶ、極上の鮎料理をぜひご堪能ください。
📍岐阜県揖斐郡揖斐川町谷汲長瀬720
📞 ご予約・お問い合わせ:0585-55-2630
🕒 営業時間: 11:00~ 17:00 ラストオーダー16:30
🚗 大型駐車場完備 / PayPay対応
📲 公式LINE・Instagramで最新情報&お得なクーポン配信中!
👉 LINE:https://line.me/R/ti/p/@792nmhws
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